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列車の前面や側面に書いてある、謎めいた「数字とアルファベットの羅列」これは何? 「列車番号」のお話(2/2 ページ)

ぱ、パスワードかな? 「500系」とかのアレかな……?

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数字2桁+アルファベットの組み合わせは「運行番号」

 ところで冒頭で例に出したおおさか東線の電車は「数字2桁+アルファベット」の組み合わせでした。おおさか東線に限らず、一世代前の列車はこの組み合わせが主流でした。数字2桁+アルファベットの組み合わせは列車番号ではなく「運行番号」です。

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おおさか東線 「64A」と数字2桁+アルファベットの構成

 運行番号は1日の行程表を記号化したようなもので、その編成の1日のスケジュールを表しています。列車番号とは異なり、時刻表には運行番号は記載されません。

 なお、列車番号や運行番号は必ず列車の前面に表示される──ものでもありません。どの鉄道会社も列車番号や運行番号は存在しますが、例えば阪急電車は車体の前面にこの文字列はありません。そのためか、全体的にスッキリ整った“顔"の印象を受けたりもします。

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阪急電車は、車体の前面に列車番号や運行番号の表記はない。ちなみに「7012」は阪急7000系電車を使う「7012編成」であることを示す編成番号という文字列。列車番号とは異なる文字列だ

 もちろんこの番号の付番ルールも決められていますが、それはまたの機会に。それまで、ぜひ前面に数字とアルファベットの羅列があることを確認してみてくださいね。

新田浩之(にったひろし)

1987年神戸市生まれ。関西大学文学部卒、神戸大学大学院国際文化学研究科修了。主に鉄道と中欧、東欧、ロシアの旅行に関する記事を執筆。2018年からチェコ政府観光局公認の「チェコ親善アンバサダー2018」を務める




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