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猫「歩けたよ!」 下半身麻痺の猫、保護から2年…… 飼い主に見守られ日々の努力で歩く姿に感動

"生きる力”はすごい。

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 下半身が麻痺している猫ちゃんが歩いた動画がTwitterに投稿され、「すごい!」「涙が出た」と感動を呼んでいます。

 動画に写っているのは、5月に2歳になったハチワレの女の子「まめ」ちゃん。まめちゃんは2019年6月20日、車にはねられ道路でうずくまっているところを現在の飼い主さんが保護しました。

 病院に連れて行ったものの、第7腰椎と仙骨が潰れたように骨折していたため、下半身麻痺となってしまいました。

 普段は前足やお尻を使っての移動をしているまめちゃんですが、この動画を撮影した日は、「にゃ〜」と飼い主さんを呼び、「な〜に?」という返事を聞いてすぐにお尻をあげて、後ろ足を引きずりながらも1、2、3歩と、前に進んだのです!

猫
お尻を持ち上げ
猫
よいしょ
猫
うんしょ
猫
1歩ずつ

 ぴょこ、ぴょこ、ぴょこ、と1歩ずつ前に進むまめちゃん。力の入らないはずの下半身と、前足の力でお尻を浮かせ、ほんの数歩でも前に歩くのはきっと大変な労力を要するはず……。

 それでもまめちゃんの「歩きたい!」という強い気持ちが体に力を与えたのか、飼い主さんのほうに向かって確かに"歩いた”のです。

猫
すとん
猫
「ニャー(歩けたよ!)」

 長時間お尻を持ち上げるのは難しいようで、3歩ですとんと座ったまめちゃん。はっきりと飼い主さんの方を見つめて「ニャー」とあげた鳴き声はまるで「歩けたよ!」と報告してくれているよう。

 この姿を見た飼い主さんは「あ、歩いたって言っていいですか…?」「まめちゃんなりに歩こうとしてくれたんだよね、すごいよ〜」と驚き感動に打ち震えました。この動画をあとで見た家族も拍手喝采で大喜びだったそうです。

 実はまめちゃんは、3月頃からお尻をあげるそぶりを見せていたとのこと。「立ちたい」という気持ちで一生懸命頑張っていたのでしょうか。それからは立ってもすぐ座っていたのが、立った後、バランスを取るようになって……。毎日の頑張りが、今回の「歩けたよ!」につながっているのでしょうね。

 日々成長するまめちゃんに感激感動だという飼い主さん。「大変な時も沢山ありましたが、それ以上の幸せをもらってる私は幸せ者だと思っております」という言葉から分かるように、飼い主さんはじめ家族のみんなの深くて強い愛情が、まめちゃんにパワーを与えているのだと思います。

 まめちゃんの頑張りと、飼い主さんたちの優しさと愛情、そして家での穏やかで心満たされる幸せな日々。そのどれが欠けてもこの奇跡は生まれなかったのではないでしょうか。

 まめちゃんの歩く姿には目頭が熱くなり、何度も動画を見返しては感動を覚えます。これがまめちゃんの歩き方、まめちゃんの個性。これからもまめちゃんのペースで少しずつ楽しいことが増えていくとよいですね。

 この動画には「感動しました」「頑張ってますね」「勇気をもらったよ!」「そばへ行きたいって想いが 力になってる」「健気で可愛いし、凄い努力」と、まめちゃんの前進に感激したというコメントが多数寄せられています。

 先代の猫さんが虹の橋を渡って半年後のまめちゃんとの出会い、これは必然だったと思っていると語る飼い主さん。すてきな飼い主さんのおうちに迎えられて、本当によかった。

 飼い主さんのTwitter(@jigzs8bsVVByZXY)には、保護されてからのまめちゃんの成長が写真や動画で投稿されています。

画像提供:まめ♀(下半身麻痺の猫)(@jigzs8bsVVByZXY)さん

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