ある漫画部の廃部当日を描いた漫画が、非常に熱い展開で引き込まれます。ああ、まさに青春……。
さまざまな感情を胸に部室を1人で片付ける、五絡高校漫画部唯一の部員「足立満」。そこに新入生「福矢けい」が、入部届を手にやってきました。しかし、足立は漫画部が今日で廃部になることを告げると、生徒会室に行ってしまいます。
足立が生徒会室から戻ると、部室内にはまだ福矢の姿が。福矢が部室内で非常によくできた漫画の原稿を発見し読んでいると、この漫画を描いた本人は足立の幼なじみでプロになってやめていったというのです。
部員から商業誌デビューが出たということで、自分たちも続こうと当時の漫画部は大盛りあがりでした。しかしその後、元部員は体を壊し漫画家を引退。さらに精神を病んで、死んでしまったというのです。この件をきっかけに漫画部は部員たちが次々に退部してしまい、とうとう足立1人になり今日に至ったのでした。
話を終え片付けを再開すると、もう使わないからと部室にある画材を福矢に譲る足立。せっかくなのでと福矢がその場でつけペンを使い絵を描き始めますが、初めてなので使い方が分からず足立が使い方を教えてあげることになりました。
そのまま1つの作品を完成させる2人。“部活最後の作品”を完成させると、足立は何かを言いたげな福矢の言葉を遮り、終わりを告げます。そして福矢に背を向け、涙ながらに語るのでした。「みんなしていなくなって、こんな部活 やらねえほうが良いんだよ……」。
足立の背中に、今日1日の礼を述べ部室を後にする福矢。このまま、漫画部は終わってしまうのか、その最後はぜひ漫画を読んで確認してみてください。
この漫画を公開したのは、もんじさん(@teikibin_bottle)。普段からさまざまなイラストや漫画を公開しています。
作品提供:もんじさん(@teikibin_bottle)
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まだまだこれから。