突然思いもよらない行動をとる小さな子に「危ないこと」について教え続け、実を結んだときのエピソードを描いた漫画「伝わった日」がほっこりします。作者はイラストレーターのさゆい(@kumaneko_no)さん。
さゆいさんの2歳の娘さん・うにちゃんは、お出かけの時に時々手をつないでくれないことがあります。どうしてもつないでくれないときは、危ないので無理やり抱っこしたり、リュックの後ろをこっそり持ったりしていました。そして、事あるごとに「車が来たら危ないから止まってね、ぴたんしてね?」と伝えていたといいます。
しかし、当のうにちゃんは、さゆいさんの気持ちを知ってか知らでか、にっこりしながら走り出してしまうことも……。うにちゃんを育てる責任とプレッシャーを感じていたさゆいさんは、「危険」という感覚をうにちゃんに知ってほしくて、「車は危ないよ」と念をおしていました。
ある日、テレビを一緒に見ていると、画面に車が映ります。それを見たうにちゃんは「くりゅま あーないネ〜」と一言。さゆいさんは、毎日伝え続けていたおかげで、ひとまず「危ない」という言葉が伝わってくれてよかったとほっとします。
別の日、道路で車を見かけると「ぴたん」と言って止まってくれるようになった、うにちゃん。「うにちゃんぴたんできたネ〜」とうれしそうなうにちゃんを見て、さゆいさんもほっこりした気持ちになります。
子どもに「危険」を理解してもらうのは難しいけれど、もう少し「ぴたん」に慣れたら、ちょっと遠くにいる車にはぴたんしなくても大丈夫だと、うにちゃんに合った方法で伝えてみようと思うさゆいさんなのでした。
さゆいさんは、今回のお話のほかにもうにちゃんと家族のほのぼのする日々を描いた漫画をTwitterやInstagramに投稿しています。
作品提供:さゆい(@kumaneko_no)さん
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