廃墟になったコーヒーショップに居座って店員さんごっこをしていた女と、突然現れて常連客になった少女の漫画「コーヒーショップとクソ女」が、多くの「好き」を呼んでいます。
おしゃれなコーヒーショップのカウンターに、客を待っているような佇まいの女が立っています。しかし彼女はコーヒーショップの店員ではありません。廃墟になっていた元コーヒーショップに不法侵入した挙げ句、店員の真似事をしながら居座っている“クソ女”でした。
普段は最低な社畜人生を送っていても、ここで現実逃避をすることでもう1つの人生を送っている気分になれて、楽しんでいました。ところが本当に客が来てしまったのです。
最近近くの中学校に転校してきたという少女は、それからも何度も来て“常連”になってしまいました。女の後ろめたさは募るばかり。耐えきれなくなった女は、とうとう少女にだましていたことを謝罪しました。すると、少女はあっさりと「知ってますよ」と答えます。
続けて「ここ私の店ですから」と、衝撃の告白。実はここ、もともと少女が大好きだった亡き母のお店だったのです。少女は母との思い出から逃げていましたが、数年ぶりに店を訪れてみたところ、母の面影が重なる彼女がいたのです。事情を知った女は立ち去ろうとしましたが、少女からある提案を持ちかけられて──。
奇妙な出会いから前向きですてきな関係を描いたこの漫画に、読者からは「ホッとする良いお話」「ほんわかとした気分になれた」など絶賛する声が寄せられています。そんなほっこりとする結末は、ぜひ漫画本編でご確認ください。
作者は漫画家のきょうさる(@kyouen2)さん。現在コミックス『いてたまるか。』、原作を手掛けた『福沢諭貴子の奇妙なグルメ』が発売中です。
作品提供:きょうさる(@kyouen2)さん
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