東武鉄道、JTB、栃木県、オリックス自動車、トヨタレンタリースら、自治体とモビリティサービス、旅行業5社が9月30日、栃木県日光エリアの観光をワンサービス化する観光MaaS「NIKKO MaaS」を開始すると発表。10月28日にサービスを開始します。
NIKKO MaaSは、日光エリアの観光において、鉄道、バス、EVカーシェア、シェアサイクルなどの移動手段から、拝観・入場チケットなどの観光コンテンツをスマホベースでまとめて検索、購入、利用できる統合サービスです。
MaaS(Mobility as a Service)とは、移動手段(モビリティー)のサービス化を意味する概念のこと。飛行機、鉄道、バス、タクシー、自家用車、自転車などの数ある移動手段・経路などを、事業者や業界の都合ではなく、利用者個人目線で「どこからどこへ行くための1つの自分専用サービス」として利用できるようにする考え方です。
利用者はこれまでのように個別の会社、方法、料金制度と捉えて個々に利用するのではなく、例えば「自身専用の日光旅行全セット」のように購入でき、探し方や料金支払いなども1つで済ませられるようになります。
対象エリアは日光地域の日光世界遺産エリア、中禅寺・奥日光エリア、鬼怒川温泉エリア、湯西川温泉エリア。利用者は「NIKKO MaaS」サイトから、歴史・文化・伝統・自然など、旅行の目的に合わせた4種類のデジタルフリーパスを購入できます。
日産「リーフ」やトヨタ「C+pod」などのEV、PHV車のカーシェア車両、自転車シェア「ハローサイクリング」「ドコモ・バイクシェア」などのサービス連携も行います。
(大泉勝彦)
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