「なぜだか涙が止まらない」と感動の声 “小さな親切をする勇気”がない女の子が一歩踏み出す漫画(1/2 ページ)
余計なお世話って言われるかもと思うと、親切にすることが怖くなったりしますね。
ちょっとした親切をするのも勇気を出せなかった女の子が、行動する勇気をもらえた漫画に、多くの読者から感動と共感の声が届いています。
日常のさまざまな場面で、声をかけたくても躊躇ってしまう月波さん。困ってる人に声を掛けても変な人と思われるかもしれないし、席を譲ろうとすれば「そんな年齢じゃない」って怒られるかもしれない。そんな想像を巡らせると、行動を起こせません。
ある日、電車から降りるとストラップを拾ってくれた少女に呼び止められました。本来降りる駅ではなかった彼女は、ストラップを渡すとすぐに電車に戻ってしまいます。お礼を言えず後悔をしていた翌日、偶然同じ車両にいた少女を見つけた月波さん。最初はおじけ付きましたが、昨日の彼女の行動を見習って一歩踏み出してみました。
勇気を出して「昨日はありがとうございました」と伝えてみましたが、彼女は下を向いてしまいました。きっと変な人と思われたに違いない。そう思うと珍しく行動したことを後悔しました。ところがそのまた翌日、再び彼女と出会ったのでした。
<私は声が出せません>と書かれた紙を見せた少女。昨日は無視したようになってしまい、後悔していたそうです。月波さんと同じように彼女も人の反応を気にするタイプのようで、それなのに2度も声をかけてきてくれたのでした。そんな彼女の勇気に触れて、ほんの少しの親切をできるようになりたいと、月波さんは思えたのでした。
読者からは「なぜだか涙が止まらない」「行動するのって緊張するし不安だよね」「こうやって優しさの輪って広がっていくのかな」など、感動と共感の声が届いています。
作者は漫画家の矢村いち(@yamuraichi)さん。Twitterに投稿された漫画に登場した失語症の少女は、『週刊少年チャンピオン』で連載中の『声がだせない少女は『彼女が優しすぎる』と思っている』に登場するキャラクターの1人です。現在、単行本5巻まで発売中です。
作品提供:矢村いち(@yamuraichi)さん
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