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「言葉にしなきゃ伝わらない」 思ったことが伝わらない子が背中を押してもらう漫画が温かい(1/2 ページ)

当たり前だけど、勇気の要ること。

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 人の心の声が聞こえる少女が、思ったことが伝わらなくて悩んでいる少年の背中を推す漫画が温かい気持ちになります。作者は漫画家の矢村いち(@yamuraichi)さん。


思ったことが伝わらない男の子と心の声が聞こえる女の子
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 人の心が分かる力を持つ女子高生の心崎さん。同級生に「なんでついて来てんだよ!!」「オドオドして変な奴!!」と囲まれている男の子を見かけて助けます。

 いじめられているように見えた男の子ですが、彼の心を読むと、どうやらいじめではないようです。思っていることを言い当てられて感心した男の子は、「人に思ってることが伝わらない」と心崎さんに悩みを打ち明けます。

 「そりゃ当たり前だろ。普通言葉にしなきゃ伝わらない」と助言する心崎さん。男の子が友達になってほしいと言うと、「他にいんだろ」と突き放します。

 自分には友達ができないかもしれないと悩んでいた男の子ですが、心崎さんが友達と楽しそうにしているのを見て、ある決意を固めます。同級生が困っているのを見かけた彼は、「言葉にしなきゃ伝わらない」という言葉を思い出しながら、勇気を出して――。


楽しそうな心崎さんを見て、男の子は……

 「言葉にしなきゃ伝わらない」。当たり前のことですが、思っていることを伝えるのはときには勇気が要るもの。心崎さんが言うように、言葉にしてもちゃんと伝わるかは分からないので、尻込みしてしまうこともあるでしょう。それでも男の子は勇気を出して、気持ちをちゃんと伝えられてよかった……! 読者からも「優しさと勇気が伝播していく感じめっちゃ好き!」「言葉の大切さを教えてくれる」などのコメントが寄せられています。

 心崎さんは、矢村さんが『週刊少年チャンピオン』で連載中の『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』に登場。同作は、失声症で声が出せない同級生の真白さんが、心崎さんのぶっきらぼうな優しさに助けられるお話で、単行本が4巻まで発売されています。

作品提供:矢村いち(@yamuraichi)さん


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