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「気持ち悪いから見ないで」 子どものころ受けた言葉で“見る”のが怖くなった医師とカフェの店員の漫画が温かい(1/2 ページ)

つらい記憶を持つ医師と、明るいカフェの店員の物語。

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 子どものころにあった出来事から「見る」ことにおびえるようになってしまった医師と、カフェの店員の漫画「埋葬とコーヒー」が、胸に刺さる内容となっています。作者はWebで創作漫画を公開している木綿(@momen_tog)さん。


子どものころの出来事から「見る」ことにおびえていたミゲル

 町の病院で働くミゲル先生は、「見る」ことに恐れを感じ、だてメガネを掛けて過ごしています。それは子どものころ、同級生のきれいなブロンドの髪を見ていたら、「気持ち悪いからあんまり見ないでほしい」と言われたことが原因。動物や無機物にまで「見ないで」と言われているように感じてしまいます。

 そんな彼が気に掛けているのが、彼の患者で、病院近くのカフェで働く陽気なペニー。あの同級生のように、きれいなブロンドの持ち主です。ある日ペニーが小鳥のような声で歌うのを聞いたミゲル。それをきっかけに、彼女と「医師と患者」ではない会話を交わしたミゲルは、思いがけない“救い”を得ることになり……。


小鳥のような歌声に出会って変わった

 「気持ち悪い」と言われたときに何も言えなかったミゲル。亡霊のようにつきまとうつらい記憶や後悔を、ベニーの歌声が、優しい笑顔が“埋葬”する様は、読んでいるほうも救われたような気持ちになります。温かな雰囲気やイチョウ舞う晩秋の街の美しさがすっと心に染み入ってくるお話です。


歌声がミゲルを救う

作品提供:木綿(@momen_tog)さん

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