胃がん公表のバレー・藤井直伸、同期が“Team藤井募金”を設立 「彼の選択肢を拡げるためにも皆様のお力を貸してください」(1/2 ページ)
保険加入直前に告知されていたことも明かしています。
ステージ4の胃がんを公表したバレーボール男子日本代表の藤井直伸選手を応援する“Team藤井募金”が3月1日に設立。同募金を設立したのは藤井選手が所属しているVリーグDIVISION1「東レアローズ」に同期入団していた井手智選手、伏見大和選手、佐野翔さんの3人で設立に至ったいきさつや思いなどを伝えています。
ステージ4の胃がんを患っており、がんが脳に転移していることを2月27日に公表していた藤井選手。一夜明けた28日には、井手選手(現在はユナイテッド・バレーズ・フランクフルト所属)、伏見選手(現在はウルフドッグス名古屋所属)、佐野さんに加え、親交のあるVリーグDIVISION2「富士カワサキレッドスピリッツ」の柳田百織(柳は異体字)選手が、治療のため剃髪した藤井選手にならい頭を丸めた“強い絆”を感じさせる写真を公開していました(関連記事)。
3月1日には井手選手、伏見選手、佐野さんが“Team藤井募金”の設立を発表。3人は設立に至ったいきさつなどを“Team藤井募金”公式Instagramを通して丁寧に伝えています。
3人は藤井さんが公表する以前に病を知らされており、そのときのことを「私たちも頭が真っ白になり、自分自身の感情をコントロールする事が難しく、何と言葉をかけていいのかわからない」と告白。しかし、藤井さんの「絶対に勝つんだ」という強い意思に勇気をもらい「何か出来ることはないか」という思いが沸き起こったことや、ファンから「何か出来ることはありませんか?」などの多くのメッセージに背中を押されたそうです。
他にも、藤井さんが結婚を機に入る予定だった保険にがんだと診断されたため加入できなかったことや、今後、「我々の想像を遥かに超えるような金額」である保険適用外の治療を受けていく予定であること、自分たちだけの力だけでは支援が難しいことなどを募金設立の理由にあげ、「より多くの人の思いと本人の強い意思こそがこの病気に勝つ唯一の手段だと思っております」「彼の選択肢を拡げるためにも皆様のお力を貸してください」と熱願しました。
2日には藤井選手がInstagramを更新し、妻の美弥さんと連名で声明を発表。3人に感謝するとともに、「どのくらいの期間になるかは分かりませんが、この闘いに勝ち、また笑って皆様に会うことが何よりの目標です」と確たる意思をつづりながら、「本当に厚かましいお願いで申し訳ございませんが、ご支援、拡散の程、よろしくお願いいたします」と伝えています。
ファンからは「最善の治療に専念出来ますように…不安要素が少しでも減りますように」と心に寄り添う声とともに、「藤井さんがまたコートに立つ姿を観れる事を楽しみにしてます」「一日でも早く回復しますように願っています」と早期復帰を願う声が寄せられていました。
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経過は順調とのこと。