バレー日本五輪代表・藤井直伸、ステージ4の胃がん公表 盟友らがエール「絶対乗り越えられる!」「ずっと待ってるよ」(1/2 ページ)
2021年末から目の不調を感じていたとのこと。
東京オリンピックバレーボール男子代表の藤井直伸選手が2月27日にInstagramを更新。ステージ4の胃がんを患っていることを公表し、がんが脳に転移していることや既に頭部の放射線治療が終了していることを報告しました。
2021年の年末から続く目の不調が改善されず検査入院したところ、胃がんが見つかったと告白した藤井選手。目の症状は脳に転移したがんの影響で発生していたそうで、「転移は複数ある可能性があるとのことです」と明かしながら胃がんがステージ4だと診断されたことを報告しました。
加えて藤井選手は、最初に診断された際に不安や怖さなどの「色々な感情」があったと明かし、「僕も、家族も少し整理する時間が必要だった」と報告が遅くなったことを謝罪。しかし家族やキャプテンを務めているVリーグDIVISION1「東レアローズ」のチームメイトたちの温かい支えにより、前を向き病気に打ち勝つという強い意思を持つことができるようになったと「みんなの莫大なエネルギーを力に変えて、必ず元気になります!!」と力強く伝えています。
また、現在闘病中の人やその家族に「少しでも元気・勇気・希望を与えられるように、僕自身できることを精一杯頑張りたい」という前向きな言葉もつづりながら、「今回の闘病がこれからの人生にとってプラスになるように、一回り大きな人間になって帰ってきます!!」と宣言していました。
同日、「東レアローズ」も、公式サイトで藤井選手の病状について報告。藤井選手は当面チームには帯同せず治療に専念する予定であると明かしながら、「本人の強い希望もあり主将は交替しない予定です」と伝えています。
藤井選手の投稿に、東京オリンピックでともに戦ったバレーボール男子日本代表の西田有志選手からは「ずっと待ってるよ」というメッセージが寄せられており、順天堂大学の同級生でリオデジャネイロオリンピックの陸上・400mハードルに出場した松下祐樹選手からは「直伸なら絶対乗り越えられる! 負けんな!!」と叱咤激励する言葉が届いていました。他にもファンからは「お元気な姿を拝見できる日が来ることを心から願っています」「世界中のファンがみんなが祈ってます!」「藤井さんがコートに戻って来ることを信じています」というエールが続々と寄せられています。
藤井選手は2013年から「東レアローズ」に所属し、2017年には日本代表メンバーに選出され、2021年に開催された東京オリンピックでは7月24日の対ベネズエラ戦に出場。プライベートでは、2021年9月に元バレーボール女子日本代表の佐藤美弥さんとの結婚を発表していました。
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2014年に中咽頭がんを公表していました。