米俳優リーヴ・シュライバーが4月14日にInstagramを更新。ポーランドにわたり、現地へ逃れてきたウクライナ避難民向けの炊き出しに参加する様子を動画で公開しています。
シュライバーは「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「スクリーム」シリーズといった映画に出演する俳優で、主演ドラマ「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」は7シーズン放送される人気作品となりました。
ウクライナ系の母親を持つシュライバーはロシアの軍事侵攻から逃れた避難民を支援するためポーランドへ。動画を投稿した14日はユダヤ教徒が家族で食卓を囲む記念日「過越(すぎこし)」にあたり、キャプションでは「飢えた人々を招いて食事を与えなさい」というユダヤの教えを示しながら、伝統的なお祝いの食事を用意していると話しています。
シュライバーは非営利団体「World Central Kitchen」の活動に参加していて、900キロものブリスケットを用意したそうです。さらに動画視聴者へ向け「寄付してくれた皆さんへ感謝を。良き過越を、または良きイースターを。可能であれば寄付をお願いします」と呼びかけました。
12日の投稿では「1500人分のボルシチ」とエプロン姿で大鍋を前に撮影した写真や、一緒に汗を流すボランティアと撮影したグループショットを投稿していたシュライバー。滞在中のプシェムィシルはウクライナとの国境沿いの街で、到着以来シュライバーは約52万のフォロワーを持つ自身のアカウントを通じて、現地で働くボランティアの素顔を紹介。また彼らに交じって包丁を握ったり、鍋をかき混ぜたりする自身の姿を、慣れない作業で傷めた手の画像と合わせて発信しています。
シュライバーの投稿には「あなたの献身的な善行に頭が下がります」「あなたやボランティアの皆さんの姿を見ることで、まだ人間というものに絶望しないですむ」と称賛の声が寄せられています。
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在日ウクライナ大使館は寄付を呼びかけています。