「アイマス」15周年記念のお祭りゲームだったはずが…… 「アイドルマスター ポップリンクス」はなぜ短命に終わってしまったのか:モバクソ畑でつかまえて(3/3 ページ)
全アイマスシリーズキャラ集合の「越境ゲーム」としても期待されていたものの……。
終了発表後にもガチャや新機能を実装してくれるのはうれしいが……
問題点をずらずらとあげてしまいましたが、嫌われているゲームかというとまったくそんなことはなく、むしろ残念がるユーザーの方が多い印象を受けています。
複数アイマスをつなぐ越境ゲームとして「他のアイマスにも触れてもらう」という効果はあったと思います。今後も何らかの形でこういう複数のアイマスシリーズで交流可能なゲームがほしいという人もいますし、実際これがきっかけで別のアイマスシリーズに触れたという方もいらっしゃいました。いっそ定額制のゲームとして定期的にアイドルを追加していく、という形であればよかったのではとわがままなことも考えてしまいます。15周年を記念したゲームとして作るのであれば、そういうメモリアルコンテンツ的な作り方もありだったのかもしれません。
そんなふうに惜しまれる中、サービス終了決定とともにまとめて課金できない状態になったにもかかわらず限定ガチャを実装しているポプマス。サービス終了まで変わらず運営を続けますというのはそういうことなのかとツッコミを受けているその姿が、サービス終了につながる何よりの証拠には見えました。せめて今後オフライン版で4コマやアイドルたちの姿は閲覧できるなどのサービスがあればいいのですが。
と、実はここまで書いて終わらせていたのですが4月27日、サービス終了発表から1週間後に突然「スタジオ機能」が実装されました。アイドルにポーズを付けて歌を流して動画やスクショを撮影することが可能になっています。また、アイドルの詳細画面で表情が変わったりする機能も追加されました。終了発表後に新機能を実装する意味が全く分からないのですが、これらの機能がオフライン版発表への布石であることを信じたいですね。
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