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通りすがりの男性が火事から子ども5人を救助 米インディアナ州での出来事に「ヒーローだ」と称賛(1/2 ページ)

4人を助けたあと、取り残された子どもを救うため、再び火の中へ……。

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 火災で燃える家から子どもを救助した米国の男性が「ヒーローだ」と称賛を集めています。

 火災は7月11日の夜中に米インディアナ州ラファイエットで発生。警察の発表では、通報を受けて駆けつけたときには既に家は炎に包まれていたものの、消防隊員が到着する前に家の中に突入していた男性が、子どもを抱えて出てきたといいます。

 男性は地元に住む25歳のニコラス・ボスティックさん。彼は重傷を負ったものの、子どもは奇跡的に無傷でした。彼の話では、現場付近を車で通りがかったところ、火事に気付いて車を停めたそうです。

火事 子ども 救助
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当時の様子(画像はラフェイエット警察の動画から)

 誰かが中にいるかもしれないと思ったボスティックさんは、裏口から家に入って2階で眠っていた4人の子どもを発見。4人を起こして逃がした後、まだ6歳の子どもが家の中にいると知って、もう一度家の中に飛び込みます。2階を探索したものの子どもを見つけられず、そうこうしているうちに煙で階下に降りることが難しい状態に。窓から飛び出そうと思ったとき、1階で子どもの声が聞こえたそうです。

 ボスティックさんは「自分の内なる声」と話し、「自分はあの子を助けるためにここにいる」と諦めずに子どもを探します。煙で視界が悪い中、声を頼りに子どもを発見しますが、裏口が分からなくなってしまい、2階に戻って窓を破って脱出した――警察の発表で、彼はこう状況を説明しています。

 ボスティックさんは回復しているとのこと。市は「彼の英雄的な行動が命を救った」として、表彰するとしています。

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ボスティックさん(右)とラファイエット市長

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