「うそだまだ手術やってないだろ!?」 → これ、麻酔科医にとっては言い掛かりでなく褒め言葉なんです（1/2 ページ）

患者の言葉に腕前が出るようですね。

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　お仕事には、本当に「楽しい！」と思える場面も「たの……しい……」とでも思わないとやっていけない場面もよくあるもの。そんな世の中の“あるある”をご紹介する企画「お仕事楽しい」。今回は技術職ならではの褒め言葉についてのお話です。

（イラスト：宇宙野悠）

仕事の出来栄えは反応で見る

麻酔から覚めて一言目に「・・・ありがとう。」は麻酔科医冥利につきるけど、一方で「え！もう終わっただと！？うそだ！終わったはずがない！ちゃんとやれ！！」も実はかなりうれしい。

（しとらすさんのツイートより）

　麻酔科医のしとらす（@citrus2143）さんは、全身麻酔の施術を行った患者さんの反応を楽しみにしているといいます。目覚めた患者さんにお礼を言われるのは当然うれしいものですが、他にも「手術が終わったなんてうそだ、終わったはずがない、ちゃんとやれ！」と言い掛かりをつけられるのも同じようにうれしいそうです。

　麻酔を受けたことさえ分からない、ということは、一瞬で意識を失っている……つまり麻酔の施術がとてもうまく行っていた、ということ。寄せられた麻酔体験談を見ても「麻酔を受けながら話をして、次の瞬間に終わっていた」というものが多数見受けられました。

　このツイートには「5まで数字を数えてと言われ、4で意識を失ったらしく、5と思ったら終わっていました」「私、まさに後者の感想でした」など、時間が短縮されたかのような麻酔体験の不思議さ、実際に麻酔を受けた体験談が寄せられています。

記事：たけしな竜美（@t23_tksn）