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KDDIは、7月2日から80時間以上発生した通信障害について、利用者に返金対応を行うと発表しました。9月以降の請求から減算する形で対応します。
KDDIの契約約款では、24時間以上通信サービスが全く利用できない状態が続いた場合に損害を賠償すると規定されています。それに従い、音声通信サービスのみ契約で、通信障害期間中(7月2日1時35分から7月4日15時まで)、24時間以上連続して利用できなかった利用者に、料金プランの基本使用料などの2日分相当額を返金(請求額から減算)します。対象人数はKDDI契約者が271万人、沖縄セルラー契約者が7万人。
それに加えて通信障害のお詫びとして、通信障害期間中にスマートフォン、携帯電話、ホームプラス電話を契約していた全顧客に200円を返金(請求額から減算)します。対象人数はKDDI契約者が3589万人、沖縄セルラー契約者が66万人。
返金対象の利用者には8月中旬から順次SMSや請求書などで告知予定。なお告知に際して「ご返金に関してお送りするSMS本文にはリンクURL、お客さま情報のご入力を求める記載はありません」とし、偽メールに気をつけるよう呼びかけています。
通信障害はメンテナンス作業の際の誤設定が起因となって発生。KDDIは再発防止策として、作業手順書管理ルール・作業承認手法の見直しや輻輳制御の設計見直しなどの再発防止策を発表しています。
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