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7月2日未明から続いているauの大規模な通信障害を巡り、KDDI社長が記者会見で見せた対応が素晴らしかったと話題になっています。
会見では、高橋社長は「お客さまには多大なご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と陳謝した後、通信障害の概要や影響、原因、対応、再発防止策などについてスライドを用いて説明しました。
称賛されているのは、高橋社長がこれらの必要な情報を“端的に”説明していること、質疑応答で高橋社長らが「コアルーター(※1)は全国数台すべてを交換したのか?」「深夜2時頃にVoLTE(※2)交換機にトラヒックの輻輳(ふくそう)が起きるものなのか?」など、技術的な質問にも“慌てふためいたり助けを求めたり”せずに、すぐに回答していることです。
(※1)ネットワークの基幹部分に使われるルーター
(※2)携帯電話で利用されるデータ通信技術、通信技術規格
SNS上では「KDDI社長の会見すごかった」「信頼度爆上がりした」「トップがこれだけの技術を把握している企業は素敵な会社だと思います」「エンジニア目線で見るとKDDIはとても恵まれた環境にあると思いました」などの声。一方で、「一般の利用者が知りたいのはVolTEとかルーターとかではなくて、結局KDDIにどんな責任があったということ」など、利用者目線の説明としては不十分ではないかという指摘もありました。
また、KDDIは7月4日の16時00分現在、通信障害について「全国的にほぼ回復」としているものの、いまだSNS上では「通話できません」「まだ圏外だぞ…」などの報告が見られます(関連記事)。
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