きょう2日(火)は、関東甲信で40℃に迫る異常な暑さとなっています。あす3日(水)も関東甲信は広い範囲で猛暑日となり、内陸部では40℃以上の所も。猛烈な暑さに厳重な警戒を。
あす3日も異常な暑さ 国内歴代最高気温の記録更新の恐れも
きょう2日(火)、午後3時までの最高気温は山梨県甲府市と埼玉県越谷市で39.5℃、静岡県川根本町で39.0℃まで上がるなど、関東甲信や東海で40℃に迫る異常な暑さとなっています。
あす3日(水)も西日本から東日本は、太平洋高気圧に覆われるでしょう。関東の上空1500メートル付近には、気温21℃以上のかなり暖かい暖気の流れ込みが続く見込みで、関東の内陸部では、特に異常な高温が続き、命に関わる危険な暑さになるでしょう。
あす3日(水)の予想最高気温は、埼玉県熊谷市41℃、前橋市、甲府市39℃、宇都宮市38℃、東京都心36℃などと関東甲信地方は軒並み体温並みや体温を超える異常な暑さが続く見込みです。
国内歴代最高気温(静岡県浜松市で2020年8月17日・埼玉県熊谷市で2018年7月23日に観測された41.1℃)を上回る「歴史的な暑さ」になる可能性があります。
体力に自信がある方でも、熱中症にかかる恐れがあります。自分は大丈夫と過信せずに、暑さの厳しい時間帯は外出を避けるなど、熱中症に最大級の警戒をしてください。
週末の雨で一旦猛暑おさまる 週明けから再び暑く
4日(木)以降、太平洋高気圧がいったん弱まる見込みです。
あさって4日(木)の関東は、天気が変わりやすく、ザっと強まる雨や雷雨に注意が必要です。
日が差すと気温がぐんと上がり、最高気温は35℃以上の猛暑日の続く所が多いでしょう。きょう2日(火)やあす3日(水)のように40℃を超えるような暑さにはならない見込みですが、熱中症に厳重な警戒が必要です。
5日(金)から6日(土)は、湿った風が入り、関東は曇りや雨でしょう。このタイミングで暑さのおさまる所が多くなりそうです。
蒸し暑さはありますが、最高気温は30℃前後にとどまるため、ここの所の異常な暑さに比べると、幾分しのぎやすさを感じられそうです。
5日(金)には、いったんこの異常な暑さが落ち着くものの、またぶり返す暑さに油断ができません。
7日(日)以降は徐々に暑さが戻り、週明けは再び厳しい暑さが戻るでしょう。更に先の予想では、お盆の頃にかけて35℃以上の猛暑日が続くなど、体に堪える暑さになる見込みです。引き続き、熱中症にかからないように気を付けてお過ごしください。
真夏の熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
1 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
2 できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
3 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
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