ラファエル・ナダル、“ライバル”フェデラーの引退に胸熱メッセージ 「この日が来ないことを、どれだけ願っていたか」(1/2 ページ)
9月23日からロンドンで行われる「レーバーカップ」で引退するフェデラー選手。
スイスのプロテニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー選手が9月15日(現地時間)にInstagramで競技生活からの引退を発表。これを受けて、ライバルとうたわれてきたスペインのラファエル・ナダル選手もInstagramを更新し、フェデラー選手へ向けたメッセージをつづっています。
フェデラー選手は、英語でつづられた書面を掲載。「友人やライバルたち、そしてテニスというスポーツそのものに命を吹き込んでくれたファンの皆さん、お知らせしたいことがある」と冒頭に記し、23日から25日にかけてイギリス・ロンドンで開催されるレーバーカップを最後に引退することを発表しました。
これを受け、かつてともに世界ランキング上位を争い、2008年のウィンブルドンテニス決勝では忘れがたい名勝負を繰り広げた好敵手・ナダル選手もInstagramを更新。「親愛なるロジャー、君は親友でありライバルだ」とつづり、いつかの試合で互いをたたえ合う2ショットを複数公開しています。
二人はお互いが偉業を達成するたび惜しみなくたたえあってきた間柄。「こんな日が来ないことを、どれだけ願っていたか」「私にとってはもちろん、スポーツを愛する全ての人にとって悲しい日だろう」と盟友の引退を惜しみ、「コートの中にいても外にいても、君と素晴らしい時間を過ごせたことは、私にとっての誇りだ」「まだまだ一緒にやることがたくさんあるし、これからも今まで通り素晴らしい瞬間を共有できる。きっとそのはずだ」「レーバーカップで会おう」とフェデラー選手へ向けて熱いメッセージを送っています。
フェデラー選手は引退について、「知っての通り、私はここ3年間ケガやそれに伴う手術を乗り越えてきた」「ただ体が限界を迎えていたし、何より私はもう41歳。はっきりさせる時が来た」といきさつも説明。引退を“ほろにがい決断”としながらも、「同時に喜ばしいことでもある。なぜなら私はテニス選手としての特別な素質を授かり、自分でも想像しなかったほど高いレベルでプレイできたのだから」と24年間のアスリート人生を振り返りました。
続けて、妻と4人の子どもたち、両親や姉へ向けての感謝のメッセージをつづったフェデラー選手。「私がテニスに夢を抱いたのは、古郷バーゼルでボールボーイをしていた頃だった」「間近で選手を見るのは不思議な感覚で、彼らは時に巨人のようにも見えた」と少年時代を回顧しながら、「小さな少年の夢をかなえてくれた皆さん。心の底から感謝したい」と結んでいます。
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