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つんく「米津玄師は才能の塊」 モー娘。既存曲使った奇跡のコラボがネットで大反響「リスペクトから生まれる作品」(1/2 ページ)

「チェンソーマン」オープニング曲。

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 アーティストのつんく♂さんが9月19日、「米津玄師氏の担当の方から連絡がありました」のタイトルでnoteを更新。米津さんが担当したテレビアニメ「チェンソーマン」オープニング曲「KICK BACK」に、モーニング娘。の「そうだ!We're ALIVE」のフレーズの一部が使われていることを伝え、コラボに至るまでのいきさつを明かしています。

 つんく♂さんによると、コラボの申し出は米津さん側から。担当者を通じて「モーニング娘。の『そうだ!We're ALIVE』のフレーズの一部を使用させていただきたい」という申し出があったとのこと。

 当初、既存楽曲の一部を使いたいという意図が分からず戸惑ったそうですが、「同じクリエーターとしても制作途中のひらめきに関して、理由もクソもないだろう。そう閃いたのだからそうするのだ」と考えるようになり、最終的に「うん。野暮は言いっこなしだ」「好きなようにやってもらえばいい。最終的に使わなかったらそれはそれ。作品というのはそういうものだ」という心境に至ったそうです。

2002年2月発売のシングル「そうだ!We're ALIVE」

 その後、会議中に「米津さんの作品があがってきました」という報告を受けたつんく♂さん。楽曲を聞いた感想を「才能の塊というのは本当に恐ろしい。彼の頭の中にあった一欠片のひらめきはいつの間にか、強力なメッセージとなり、美しい旋律と共に僕の耳の中に入ってきた」と熱くつづり、「『作品ってこういうことだよなぁ』そう思いながら、次の議題へと会議は進んで行きました。ただ、僕の頭は興奮していました。いろんな意味で、今までにない経験をさせてもらい、楽しかった。ありがとう」と米津さんへの感謝を伝えています。

つんく♂
つんく♂さん(画像はつんく♂ 公式Instagramから)
米津玄師
米津玄師さん(画像は米津玄師 公式Instagramから)

 米津さんの「KICK BACK」の一部は9月19日に公開された「チェンソーマン」本予告動画で試聴可能で、引用されたフレーズも確認できます。なお、アニメ「チェンソーマン」については、全12話のエンディング曲を毎話異なるアーティストが担当することも話題を呼んでいます。

Chainsaw Man - Main Trailer /『チェンソーマン』本予告

 クリエイター同士のリスペクトがかいま見えるこのエピソードに、Twitterではそれぞれの名前や楽曲タイトルまでトレンド入り。「しびれる……つんくさんと米津さん。リスペクトから生まれる作品」「ちゃんと筋を通す米津さんも、それを快諾するつんくさんもすごい」「つんくさんも米津さんもなんかほんと、すごい、って言葉しか浮かばないわ」「まさか米津さんとつんくさんが繋がるとは!」「つんくと米津とか激アツすぎるでしょ」など、興奮気味の反応が多数見られました。

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