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本当に“何もしていない”のに人の心を救ったエピソードが話題 「レンタルなんもしない人の真骨頂」の声(1/2 ページ)

頼れる存在がいることの大切さ。

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 心がほっこりする日常の一場面を切り取ったツイートを、イラストともにご紹介する企画「すてきな実話」。今回は「レンタルなんもしない人」さんが、本当に何もしないうちにいつの間にか人を救っていたというお話です。

レンタルなんもしない人 すてきな実話 これぞ何もしない人の真骨頂(イラスト:逆襲

「まじで何もしていなくて嬉しかった」

昨日歩いてたら突然「あの」と声をかけられ「お礼いいたくて。前に愛犬が亡くなったとき、つらくてお話きいてもらおうと思ったんですが結局依頼はしなくて。もし耐えられなくなったら依頼しようって思ってたら乗り切れたんです。あのときは助かりました」と言われた。まじでなんもしてなくて嬉しかった

(レンタルなんもしない人さんのツイートより)

 依頼料は1万円と交通費、飲食代などの諸経費だけ。依頼主の指定した場所まで行き、飲み食いとごく簡単な受け答え以外「なんもしない」、ただそこにいるだけというサービスを行なっている今回のツイート主、「レンタルなんもしない人(@morimotoshoji)」さん。

 あるとき街中を歩いていると、突然見知らぬ人にお礼を言われたと言います。話を聞いてみると、その人は前に愛犬を亡くしてしまい、レンタルをしてつらい気持ちを聞いてもらおうか悩んでいたとのこと。しかし、本当に耐えられなくなってからにしようと考え直し、しばらく過ごしているうちに、いつのまにか愛犬を亡くしたショックから立ち直れたのだそうです。ほ、本当に何もしてねえ……!

 今回の件に対し、Twitterでは「レンタルなんもしない人の真骨頂」「存在するだけで誰かの助けになることがあるんですね」などの声が寄せられています。また、「万が一が来たらレンタルさんにお願いしようと思っています。そんな人が存在する事、それが有難いのです」と、ツイート主さんの存在そのものに感謝を抱いている人もいました。

 仕事のみならずプライベートでも、人間関係に苦悩しがちな昨今。そんな時代だからこそ、何もせず、ただ側にいてくれる誰かの存在が救いになるのかもしれません。

 

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