自分専用のイラストメーカーを作成できるAIサービス「mimic」が、ベータ版のバージョン2を公開しました。Twitterでは、既に事前審査に申し込みをする人が現れています。
「mimic」は自分の絵を30枚学習させることで、自らの絵柄に似たイラストを生成する専用のイラストメーカーを作れるAIサービス。8月に第1弾が公開された際には、第三者によるイラストの不正利用を防止する手立が不十分だという批判が多く集まり、一時サービスを停止する事態となっていました。そんな中、9月14日には不正対策を強化した「ベータ版2.0」の方針を発表。今回、満を持して「ベータ版2.0」をリリースという形になりました。
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ガイドラインによると、改善された不正対策の主な内容としては3種類が挙げられます。まず、利用者のTwitterアカウントが審査され、本人がイラストを描いていると判断されたアカウントのみがサービスを利用可能に。
次に、「学習に利用されたイラスト」や「mimicが作成したイラスト」は、作成者のTwitterアカウントのリンクが設置された状態で、必ず公開されます。非公開状態に変更することはできず、公開後48時間は削除もできないとのことです。
さらに、公開されたイラストには必ず透かしが入るとのこと。透かしは削除はできないものの、大小2種類から選択可能となっています。また、詳細は悪用防止のため明らかになっていませんが、追跡用の情報も付与されていると言います。
不正利用をしたアカウントの足跡をたどりやすい工夫が施された新たな「mimic ベータ版2.0」。公開を発表するツイートには、既に申し込みをしたといったリプライも見られました。審査の進捗は発表時点で「全体の約3割までは審査完了」とのこと。
ベータ版2.0には、2つのプランに加え、課金要素も用意されています。有料プランでは作成できるイラストメーカーの数や自身のイラストメーカーが作成したイラストの枚数を増やすことが可能。また、追加の課金によっては透かしを除去したイラストをダウンロードすることもできます。
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サービスの慎重な運用と、節度を持った利用が求められます。