海上自衛隊が公式YouTubeチャンネルで、救難消火活動のプロ「地上救難員」のお仕事を紹介。地上救難とは……何でしょう? 「海自屈指の気力と体力があるスーパーヒーロー集団」と呼ばれる地上救難員が行う救難消火訓練の様子を公開しました。
海自の地上救難員は、航空機事故による“もしも”に備え、緊急時まず先に駆けつける隊員です。事故が起きた際に迅速に出動して人命救助、消火活動を実施。「海上自衛隊屈指の気力と体力があるスーパーヒーロー集団」と呼ばれます。
ドーンと登場したのは地上救難員が乗る自衛隊の特殊救難消防車「ストライカー(米国オシュコシュ製)」。全長約12メートルの6輪駆動車で、重量は約30トンもあります。
ボディーカラーこそ同じ赤ですが、街で見かける消防車とはかなり違う形状と迫力で「めっちゃ強そう!」。1分で約4700リットルを放出できるという屈強な放水・消火能力と機動力を備えます。例えば「航空機が着陸に失敗して炎上した」といったときに現地へ急行し、消火活動とともに搭乗員救出などを行います。
隊員の任務は過酷そのものです。事故が起きれば宇宙服のように全身を覆う特殊な防火防護服に身を包み現場へ直行。重たい空気呼吸器を背負い、汗だくになりながら全力で活動します。現場では一瞬も気が抜けない状態が続く、体力と気力が求められる任務です。
「航空機が着陸に失敗して炎上した。急行せよ!」。ストライカーで即座に駆けつけて、激しい炎へ向けて勢いよく放水を開始。消火後の救助作業も当然超真剣で本番さながら。ドキドキハラハラの緊迫と過酷さが……すごい。スーパーヒーローと呼ばれる理由も分かります。
動画には「息子が憧れていた地上救難になれました!」「緊急事態に対応できる部隊が有るのは安心出来ますね」「地上救難員さんの大変さが良く分かりました」などのコメントが多く寄せられていました。
(カナブンさん)
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