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「『スマホで年賀状』年賀状の差出人欄がアプリの広告に」報告多数 公式「年賀状を再作成して詫び状を送付」(1/2 ページ)

問題の対象者は届け先を含めると、数十万人以上に及びます。

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 「スマホで年賀状」は、年賀状の差出人情報が表示されるべき箇所に同社の広告情報が誤記載されていた問題(関連記事)について、詳細と今後の対応を発表しました。問題の対象者は届け先を含めると、数十万人以上に及びます。

 スマホで年賀状は、CONNECTITが提供する、年賀状のデザイン作成や印刷、配送ができるスマホアプリ。SNS上では、同アプリを使用したところ、年賀状の差出人情報が表示されるはずの箇所に同社の広告情報が誤記載され、差出人が分からない状態になっていた、という報告が相次いでいました。

 公式サイトによると、問題の対象者は2022年10月3日〜2023年1月1日13時19分に注文方法を「直接相手に届ける(直接投函)」で、注文した一部の注文者とのこと。すべての注文者で印刷不具合が発生しているわけではなく、該当する注文者は1月2日23時現在特定中。分かり次第、該当する注文者に連絡するとしています。

 問題が発生したのは、「自分が送った年賀状を保管しておきたい」という声を受けてリリースした「保存用に注文機能(じぶん宛年賀状)」で起きたシステム不具合が原因といいます。本来はじぶん宛年賀状で注文した場合のみ、差出人欄に広告が印字される仕組みでしたが、システム不具合で自分以外に送る年賀状にも広告が印字されてしまった、というのです。なお、同機能を利用していない通常注文の一部でも、この影響で問題が発生しています。

 現在、スマホで年賀状は該当の注文を特定し、注文者に報告でメールするなど対応を進めています。該当の注文の支払い代金は全額返金するだけではなく、年賀状を再作成し、届け先に詫び状を同梱もしくは別送(※)で送付する予定です。実施時期は確定次第、メールとアプリ内のお知らせで連絡するとしています。

※詫び状の送付方法については現在検討中で、決まり次第メールで連絡するとのこと

 スマホで年賀状は「弊社サービスの管理体制に不行き届きがあるものと深く反省をしております。原因解明の調査を急ぐと共に、1日でも早く再作成品及びお詫び状を、お届け先様の元へお届けができるよう努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます」と述べています。

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