「スポーツ担当に朝の番組で吹雪のレポートを頼んだ結果がこちらになります」――スポーツ担当レポーターが不機嫌にお天気レポートをする様子が笑いを呼び、22万件を超えるいいねを集めています。
レポートの動画は、米国のローカルテレビ局KWWL-TVのマーク・ウッドリーさんが12月下旬にTwitterに投稿。普段はスポート関連のレポートをしているウッドリーさんですが、早朝から街頭でマイクを持って吹雪の中でレポートしています。
スタジオのキャスターに今の気分を聞かれると、「8分前に同じ質問をされましたがそのときと同じです」と身も蓋もない回答。寒波でスポーツイベントが全てキャンセルになり、「いつもの起床時間よりも5時間早く来て、風と雪と寒さの中で他の人に同じことをしないよう伝えるようスポーツレポーターに頼むには絶好の機会」と、お天気レポートをしているいきさつを語ります。
ウッドリーさんが普段出演している夕方の番組は30分ほど。それに対して朝の番組は長いため「これから数時間、私がますます不機嫌になっていくのを見るためにチャンネルを合わせてください」と予告したウッドリーさんは、終始渋い表情でレポートを続けます。
「午前にも3時30分があるとは今日まで知りませんでした」「(車内にいる同僚を引き合いに)外は今暖房が効いていません」「いいニュースと悪いニュースがあります。いいニュースは、まだ顔の感覚があるということです。悪いニュースは、そうでなければいいのにということです」「いつもの仕事に戻っていいですか? ライアン(スタジオのキャスター)、あなたたち番組を1時間延ばしたでしょう。誰かが私をいたぶるのが好きだから」
冗談交じりのレポートと、不機嫌を隠さない正直さに「ピュリッツァー賞をあげるべき」「最高のお天気レポート」「国民的ヒーロー」と動画は人気に。Twitterで700万回以上再生され、ウッドリーさんの発言や写真をプリントしたチャリティーTシャツやドーナツが登場するほど。
ウッドリーさんは後日、「大変でも笑顔を作れただろう」というメールを受け取ったとしつつも、「圧倒的にポジティブな反応」への感謝を述べています。
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