「Midjourneyはすごく強力になっている」――そんなコメントと共に投稿された、AI生成による画像がパッと見はかなりリアルに見えると反響を呼び、約1万8000件のいいねを集めています。
画像は技術者のMiles(@mileszim)さんが、画像生成AI「Midjourney」で作成したもの。ドレスを着た複数人の女性がカメラを手にした姿が描かれています。
インスタントカメラのような風合いの画像は、「昔パーティーで撮影した写真が出てきた」と言われたら信じてしまいそうなリアルさですが、どれも本物の写真ではなく、描かれている人間も存在しません。
ただ、一見すると本物の写真かと思える画像ですが、よく見ると不自然な点が見つかります。タトゥーがぼんやりしたシミのようになっていたり、歯が多すぎたり。また「AIは手を描くのが苦手」と言われるように、カメラを持つ手の指が多すぎることも分かります。
Twitterでは「AI出力もだいぶ精巧な出来栄えになってきてる」「AI描画の進化の速さは凄いけど、やはり『手』の再現はまだまだなんだな……」「すぐに指の数でしか(AI画像と写真の)区別が付けられなくなりそう」と感心する声や、「怖い」「不気味」という反応が見られました。
Milesさんは、Midjourneyで生成した男性版の画像も公開。こちらもかなりリアルに見えるものの、手など細部に不自然さが残る画像となっています。女性版、男性版とも画像に描かれているのは白人で、Milesさんは「多様性が課題だ。『人々』の描画を指示すると、デフォルトが白人になっている」と述べています。
Image Credit: Miles(@mileszim)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.