「24」「ラスアス」の米俳優アニー・ワーシング、がんで死去 45歳での旅立ちに関係者「心が砕け散ってしまった」（1/2 ページ）

お悔やみ申し上げます。

[レイノルズ村上，ねとらぼ]

　人気ドラマ「24 TWENTY FOUR」のルネ・ウォーカー役で知られる米俳優アニー・ワーシングが、ガンのため1月29日（現地時間）に亡くなったことが現地メディアで報じられました。45歳でした。

アニーの最後の投稿には追悼のメッセ―ジが続々（画像はアニー・ワーシング 公式Instagramから）

　アニーは「24 TWENTY FOUR」でFBI捜査官のルネ役を演じたほか、「BOSCH/ボッシュ」「タイムレス」などの人気ドラマにも出演し、世界的人気を誇るゲーム「The Last of Us」では声優として、主人子ジョエルの仲間・テスを熱演。2020年にガンを公表してからも精力的に活動を続け、22年のドラマ「スタートレック:ピカード」第2シーズンでは、ボーグ・クイーンを演じました。

　アニーの代理人は29日、同日早朝に本人が亡くなったことを現地メディアを通じて発表。アニーと2009年に結婚した俳優・コメディアンのスティーブン・フルは「我々家族の魂には、大きな穴が開いてしまった。しかし、同時に彼女はそれを埋め合わす術も残してくれた」「彼女はふとした瞬間に奇跡を見出だし、音楽がかからなくても踊った。冒険を見つけに旅に出なさいと教えてくれた。『探しなさい。それはどこにでも転がっている』と」とコメント。

「24」で共演したキーファー・サザーランドとアニー（画像はアニー・ワーシング 公式Instagramから）

　また、「24 TWENTY FOUR」のディレクター・プロデューサーのジョン・カサールもコメントを発表しており、「心が砕け散ってしまった。彼女は心を開いて、素敵な笑顔で接してくれた。思わず息をのんでしまうような演技ができる、素晴らしいタレントだった」「彼女と私は仕事仲間という関係よりも親密な、親友であり家族だった。それはクルー全員にとっても」「アニー、本当に寂しいよ」と胸中をつづっています。

　アニーにとって最後の投稿となった2022年8月のInsatgramのコメント欄には、「安らかに」「訃報を知りました。嘘だと言ってほしい」「アニー今までありがとう。たくさん楽しませてもらったよ」「あなたの演技は素晴らしかった。心よりご冥福をお祈りします」などと、悲しみや追悼のコメントが届けられました。

　アニーは1997年、米ミズーリ州のセントルイス生まれ。2009年に誕生した夫とのあいだには、3人の子どもが誕生しています。

近年ではドラマ「スタートレック:ピカード」に出演（画像はアニー・ワーシング 公式Instagramから）