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ラルクのコンサートめぐり消費者庁が措置命令 直前の座席レイアウト変更で批判されていた問題(1/2 ページ)

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 2022年5月に開催されたL'Arc-en-Cielのコンサートで、開催数日前に座席レイアウトが変更され批判が集まっていた問題で、消費者庁は提供事業者3社に景品表示法違反で措置命令を行ったと発表しました。


消費者庁の発表

 措置命令を受けたのはオン・ザ・ライン、ボードウォーク、マーヴェリック・ディー・シーの3社。5月21日・22日に開催された「30th L'Anniversary LIVE」東京ドーム公演について、座席レイアウト表示に優良誤認があったと消費者庁は述べています。

 同公演について、公式サイトで2022年1月1日から5月18日まで掲載されていた会場の座席レイアウトでは、SS席は1階アリーナ席、S席は1階スタンド席、A席はバルコニー席または2階スタンド席でコンサートを見られるかのように表示されていました。

当初の座席レイアウト(消費者庁の資料から)

 しかし5月18日になってレイアウトが変更され、SS席の一部が1階スタンド席に、S席の一部がバルコニー席と2階スタンド席に、A席は2階スタンド席後方に。ファンの間ではチケット購入後の変更に不満が噴出していました。

変更後の座席レイアウト(公式サイトから)

 コンサート主催側は当時、「ステージプラン決定にともない座席図イメージが確定したため、先日、皆さまに座席図イメージ(最終)を公開させていただきました」「『ステージや座席レイアウトは予告なく変更になる場合』があることをあらかじめ告知させていただいておりましたが、当初と異なる座席図イメージ(最終)を事前の説明なく公開したことにより、皆さまにご不安と混乱を招いてしまったことについて心よりお詫び申し上げます」とコメントしていました。

 消費者庁は3社に対し、当該の座席表示について「一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものである」と一般消費者に周知徹底することや、再発防止策を講じることなどを命じています。

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