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帆船や飛行機を象った、バロック様式風の紙製ウィッグが、洗練された美しさだと注目を集めています。制作しているのは、ロシア出身で、現在ウクライナのチェルカーシー州を拠点とするペーパーアーティストのアーシャ・コジナさん。
アーシャさんの作品の中でも目を引くのが、帆船を模した、真っ白な紙で作ったウィッグ。カールされた紙が荒波のようにも見え、海を突き進む帆船の力強さが感じられます。
ウィッグは頭の数倍もの大きさがあるのですが、これは16世紀後半から18世紀初頭のヨーロッパで主に貴族の間で広まったバロック様式を元にしたヘアスタイルとのこと。フランス国王ルイ16世の王妃、マリー・アントワネットのヘアスタイルは知る人も多いことでしょう。
他にも飛行機を模したウィッグには「とてもカッコいい!」「どうやったらこんなのが作れるの!?」といった驚きの声が寄せられています。また、英ウィンザー城の内部に木彫りを施した彫刻家グリンリング・ギボンズに影響を受けたという、中央に見事な鳥のエンブレムのあるウィッグは高潔ささえ感じられます。
アーシャさんのInstagramでは、他にもウィーン国立歌劇場を模した作品や、ウィッグの他にも全て紙で作った日本の武士の甲冑なども投稿されています。
Image credit:Asya Kozina(Instagram)
10時15分追記:当初「中世ヨーロッパ風」としていましたが、中世ではなかったため表現を修正しました。お詫びして訂正致します。
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