数カ月ぶりに冷凍庫を開けたら、庫内がほぼ霜で占められていた――。絶望的な光景がTwitterで話題です。なぜこんなことになってしまったのか、原因や対策を大手メーカーの1つであるパナソニックに聞きました。
投稿主のえふて(@efttake)さんが、ピザの出前をとった日のこと。残りを保存しようと冷凍庫に手をかけると、なぜかドアはなかなか開きません。
「そういえば自炊をしなくなったここ数カ月、開けた記憶がないな?」などと思いつつ強引に開けると、庫内には霜がぎっしり。どうやらドアごと凍りついていたようです。
衝撃的な絵面は、Twitterで「これは取りがいがありそう」「そうはならんやろ」「冷凍庫を開けると、そこは雪国だった」などと話題に。同様の目に遭った人から、凍りついた冷凍庫の画像も寄せられています。
結局えふてさんは冷凍庫の電源を切って溶けるのを待ち、水が出たら拭くを繰り返して難を逃れたとのこと。こうした事態の原因や対処法について、ねとらぼ編集部は大手メーカーのパナソニックに聞きました。
同社では、2ドア以上の冷蔵庫と横開きの冷凍庫には、霜取りを自動で行うファン式を採用。それでも冷凍庫に霜が発生する場合は、開閉が多い、あるいは閉め方が不十分(半ドア)だったせいで生じた、庫内と外気の温度差などが原因として考えられるそうです。
また、ドアパッキンの汚れや変形により、本体とドアの間にすきまができている可能性も。すきまの有無はメモ用紙や付箋などを挟んで、すぐ引き抜けるかどうかで確認できます。ゆがみが出ている場合は、ぬるま湯で湿らせた柔らかい布で温めると、修正できることがあるとしました。
付いてしまった霜は、「40度程度のぬるま湯を含ませたタオルで溶かしてください」とのこと。アイスピックのように鋭利なもので砕こうとすると、冷媒が漏れて冷えなくなるおそれがあるので、焦りは禁物です。
ちなみに、1ドアの冷蔵庫に搭載の冷凍庫は、霜取りや水抜きを手動でする必要がある直冷式。中身を取り出して受け皿をセットし、温度調節ダイヤルを「切」にして霜を落とします。「冷却器に霜が約1センチ付いたら行ってください。霜を放置すると冷却能力が低下する原因となります」とのことでした。
画像提供:えふて(@efttake)さん
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