保護先で愛を知って甘えられるようになった元野良猫の動画がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で51万再生、8000件以上の“いいね”を獲得。投稿は「元気が出て甘える姿がかわいいね」「見間違える程の回復力の早さ」と反響を集めています。
話題になっているのは、元野良猫の女の子「黒豆」ちゃんの保護から回復までの変貌の軌跡です。黒豆ちゃんは駐車場でうずくまり、力なく鳴いているところを投稿主さんに保護されました。
このときの体重はわずか1.8キロ。骨が突き出たガリガリの状態だったため当初は子猫かと思われましたが、動物病院を受診した結果、出産歴のある成猫であるということが分かりました。極限の空腹状態だったのか、保護時に飼い主さんからちゅ〜るをもらうと、鳴き声を漏らしながら食べていました。
保護から4日ほど経過すると、ケージの上の段でのんびり休んだり、飼い主さんが近付くと鳴いてコミュニケーションをとったりとだんだんと回復の兆しが見られるようになりました。目もしっかりと前を見据えていて、保護当時の表情との明らかな変化に驚きます。
何か食べるにも一苦労だった当初から一変、飼い主さんが整腸剤入りのごはんを差し出すと、勢いよくかぶりつきます。食べよう! という気持ちが出てきたということは、生きよう! という気力が戻ってきた表れなのではないでしょうか。まずは一安心ですね。
飼い主さん宅にはほかにも保護猫ちゃんがいるため、外から来たばかりの黒豆ちゃんは真菌症の疑いが晴れるまで隔離した環境で生活していました。飼い主さんは感染予防のために防護服や手袋を着けていますが、コミュニケーションは欠かしません。ケージを開けてなでなですると……?
なんと、まっすぐな視線で飼い主さんを見上げ、しっぽを伸ばしてとってもうれしそうです。飼い主さんが瀕死の状態から救い、一生懸命にお世話してくれたことを理解しているのかもしれませんね。
コメント欄には「保護当日と明らかに目の輝きが違う!」「すべて伝わってると思います」「乾き切った大地が水を吸い込む様に、栄養と愛情が黒豆ちゃんを満たしつつあるのでしょうか」「1日でも早く元気になりますように」などの声のほか、黒豆ちゃんのこれからの幸せを願う声が多く集まっていました。
YouTubeチャンネル「さくら猫のうすくちとこいくち」やInstagram(@mya_chan1017)では、黒豆ちゃんのほか、2021年11月に保護された「うすくち」ちゃんと2022年6月に保護された「こいくち」ちゃんの写真や動画を公開中。厳しい外の世界で生き抜いた猫ちゃんが新しい幸せを知っていく様子を見ていると、涙がこぼれそうになります。
画像提供:YouTubeチャンネル「さくら猫のうすくちとこいくち」さん
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