バービー、ryuchellさんと共演予定の番組で涙の追悼 世間の反応に憤りにじませ「消費されたくないし、利用してくんなって」(1/2 ページ)
番組後半では、生前のryuchellさんの思い出話を披露。
お笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービーさんが、7月18日に放送されたTBSラジオ「バービーとおしんり研究所」で、12日に急逝を報道されたタレントのryuchellさんへの追悼メッセージを語りました。
今回の放送は、ryuchellさんが亡くなったと報道された12日から4日後の16日に収録されたもの。ryuchellさんは同番組の7月のマンスリーパートナーを務めており、この放送回にも登場する予定となっていました。
既に放送されていた初回と2回目の収録の際、ryuchellさんにシンパシーを感じていたというバービーさん。「立場的にそうはいかなかったんだろうと思うんだけど」と前置きしたうえで、「老けたって、太ったって、ブスって言われたって、ポンコツやったって、いいよなーって。生きてるだけでいいよなーみたいな話を、次会ったらしたかった」と、悔しさをにじませました。
一方で、ryuchellさんが亡くなった理由について「誹謗(ひぼう)中傷のせいにされてるってのが一番悔しい」「“私が”悔しい。本人がどう思ってたのかはわからないんだろうけど」と強い口調で発言。
生前のryuchellさんは、誹謗中傷についてはもちろんつらいと言いながらも、「かわいそうな人なのかもしれない」「私で良ければ受け止めたい」と語っていたとのこと。「(そんなryuchellさんの死を)誰かに消費されたくないし、利用してくんなって思ってます」と、重々しくもはっきりとした言葉で伝えました。
さらに「ryuchell聞いてほしい。本当に日本中すごいことになってるから」とryuchellさんへ語りかけ、「BBCまで出てきたよ? 『LGBTのカリスマが誹謗中傷により』っていう風に書かれてる」「SNSでは便乗して自分語りする人がたくさん出てきたしさ」「政治家まで必死だよ。名前間違えられてたよ? れいちぇるとか言われてさ」と、さまざまな世間の反応について怒りとあきれのこもった声で語っています。
バービーさんは「pecoちゃんとお子さんにカメラ向けるのだけはマジでやめてほしい」と切実に訴え、「自分語りしたのは私も同じですけれども」「芸能界で今一番風浴びてると思うわ〜とか言ってたけど、本当にね、風浴びて……風になっちゃって」と力なく番組冒頭トークを締めくくりました。
その後はryuchellさんの代役として、TBSラジオ「LOVE RAINBOW TRAIN」でryuchellさんと一緒に1年間パーソナリティーを務めていたドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさんが登場。
ドリアンさんの紹介をする際、バービーさんは言葉に詰まって泣いてしまい、約20秒沈黙。ドリアンさんは訃報を聞いて怒りの感情に包まれそうになりましたが、生前のryuchellさんが貫いてきた美学や姿勢に沿わないと思い直したと明かしています。
2人は生前のryuchellさんのエピソードを語り、「根はふざけたヤロウなのよ」「いろんな人にかわいがられてた」「たいした人よ」と笑い合いました。
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