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「電子レンジ使うとめちゃめちゃ通信速度下がるんだけど、これってやっぱり電磁波が影響?」――そんな疑問がX(Twitter)で拡散されています。結論から言うと、電子レンジの電磁波がWi-Fiの電波に干渉するのは事実。ねとらぼ編集部はPC周辺機器メーカーのエレコムに、あらためて詳細を聞きました。
Wi-Fiの規格では2.4GHz帯と5GHz帯、2種類の周波数帯が使用されています。前者は電波が遠方まで届きやすい反面、他の機器でも使用されるため、混線しやすいデメリットがあります。後者はWi-Fi専用の電波ゆえ、ほかと干渉しにくいですが、壁など障害物の影響で弱まりやすく……と、それぞれ一長一短あります。
これを踏まえて、電子レンジを使うと通信速度が下がる現象についてエレコムに聞いたところ、やはり事実と確認されました。電子レンジは機種にもよるものの、Wi-Fi(2.4GHz帯)と同じ周波数帯の電磁波を使用。電子レンジの電磁波は強力で使用中に本体から漏れ、Wi-Fiの電波にとってはノイズとなり、通信に支障を来すとのことでした。
対策について聞くと、エレコムの担当者は5GHz帯の使用を推奨。原因である電子レンジから、物理的に離れるのも効果的だといいます。
最近のルーターは2.4GHz帯と5GHz帯の電波を同時に発しており、ユーザーは端末を接続する際にいずれかを選択できます。ルーターのメーカーなどにもよりますが、接続設定で自分の環境に合ったほうを選ぶといいでしょう。
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