真夏の車内で肉が焼けるのか試してみた焼肉屋さんの検証動画が、酷暑の恐ろしさを感じさせる結果となっています。車内放置の危険がよく分かる……。
群馬県前橋市と高崎市に拠点を置く焼肉屋「ホルモンしま田」のYouTubeチャンネルが1年前に公開した動画で、分かりやすい注意喚起として話題になりました。
その日、前橋市の気温は38度〜39度。車内温度は午前10時頃ですでに50度を超えています。お肉は「牛のもも肉」を使用し、アルミホイルで巻いてバットの上に乗せた状態で、直射日光が当たるダッシュボード上に放置しています。
放置してから約1時間経過で、ダッシュボード上に設置した温度計を見ると90度近くになっていることを確認。約3時間後には、放置前が12度くらいだった牛肉の芯温(※中心温度)も、なんと65度を超えています。
取り出して部屋でアルミホイルを開けると、肉から湯気が立っており、色もすっかり茶褐色に。仕上げとして表面だけフライパンで焼いてからカットしてみると、中までしっかりと熱が入っていておいしそうです。ほぼ車内だけでローストビーフが完成してしまった……。
投稿主さんは、設置場所などによって温度が中途半端になると食材が腐る原因になるため、まねしないようにと注意。そして何より、車のエンジンを切ってエアコンを止めると、少しの時間で一気に車内温度が上昇するため、子どもやペットを置き去りにしないように呼びかけています。またダッシュボード上は特に高温になるため、電子機器や可燃性の高い物などの放置にも気をつけましょう。
同YouTubeチャンネルでは他にも、真夏のマンホールがどれほど危険か分かる動画や、「分厚いカツ丼作ってみた」などの料理動画を公開。チャンネル登録者数が50万人を突破するなど人気を集めています。
画像提供:YouTubeチャンネル「ホルモンしま田」さん
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