ダイバーがサメのエラに引っ掛ったごみを取ってあげる様子がモルディブで撮影され、YouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で11万再生を突破しています。
海の中を優雅に泳ぐオオテンジクザメ。その周囲にはたくさんの魚がいて一緒に泳いでいます。口元にいる黄色い魚たちが食べられてしまうのでは……と心配になるかもしれませんが、これらの魚は「併泳魚」と呼ばれており、サメに守ってもらう代わりに体についた寄生虫を食べるなど、互いに助け合って生きています。
オオテンジクザメの横にいるのはコバンザメ、口元にいるのはコガネシマアジの幼魚のようです。そんななか、オオテンジクザメのエラ部分に何かヒラヒラした黒い物体が見えます。
これも併泳魚かと思いきや、なんとプラスチックごみ! 黒いごみ袋の切れ端のようなものがオオテンジクザメのエラに引っ掛ってしまっているようです。それを1匹のコバンザメが気に掛けているように見えます。
その様子を発見した撮影者のダイバーは、オオテンジクザメにゆっくりと近づき、そのごみをつかむと一気に引き抜きます。
オオテンジクザメはビックリして身をよじりますが、どうやらケガもなく無事みたいです。またゆったりと泳いで行ってしまいました。
ダイバーはその後、カメラに向けて引き抜いたごみを見せ、人差し指を左右に振って見せます。視聴者へ「海にごみを捨てたらダメだよ!」と忠告しているようです。
オオテンジクザメは比較的おとなしいサメであるといわれていますが、それでも驚かせたらかまれてしまうかもしれません。その危険を顧みずオオテンジクザメを助けた勇敢なダイバーに対して、コメント欄には「とても勇敢で優しい」「グッジョブ! エラからごみが取り除かれてサメはかなり気分が良くなったはず」など称賛の声が寄せられました。
これからの季節、レジャーで海へ行く人も増えるでしょう。そこでごみを残してしまうと巡り巡って海の生き物たちを苦しめます。そのことをあらためて実感させられる動画でした。
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