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アパレルブランドのTシャツの柄が菓子店のクッキーに酷似と指摘 「撮影許可なく使用」と謝罪(1/2 ページ)

「ブランドの責任者として最終的なチェックを怠った」と代表が謝罪。

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 アパレルブランド「pot and tea」を運営するポットアンドティーは8月28日、同ブランドのTシャツの柄が菓子店の商品に酷似していると指摘された問題について謝罪しました

 問題となっていたのは、同ブランドが販売していたクッキー柄をプリントしたTシャツ。東京都の菓子店Kies(キーズ)が、Tシャツの柄が自身の商品に酷似しているとして、X(Twitter)に「全く面識も連絡を取ったこともありません。お問合せを多数いただいておりますが、こちらはコラボ商品ではございません。ただただ驚いています」と8月3日に投稿していました。

 またKiesが友人を通して当該商品を販売するショップに問い合わせたところ「小道具は全て手作り」という回答だったとのこと。

 ポットアンドティーは8日にこの問題について「現在、弁護士と話し合いのもと、解決を目指して対応いたします」とコメントを発表していました。

 同社の代表、松井翠さんは28日の発表で、プリントに使用したクッキーは撮影用小道具調達を担当した外注スタッフが準備したもので、Kiesのものであると相違ないこと、撮影許可なく使用したことを確認したと説明しています。

ポットアンドティーでは10周年記念イベント向け商品のパッケージにも同じ柄を使用していた(ポットアンドティーFacebookから)

 「私が信頼を置いている外注スタッフだったため、安心してTシャツに使用した経緯があります。ブランドの責任者として最終的なチェックを怠ったこと、それにより、結果として多くの方に誤解と混乱を招いたことに対しお詫び申し上げます」(松井さん)

 また、Kiesの関係者や本人からの「うちのクッキーですか?」という問い合わせに、外注スタッフなど関係者への配慮として(広義での)手作り品、という曖昧な返答をしたことも謝罪しています。

 法律の専門家からは、今回撮影したクッキーに著作権はないため使用の許諾は不要との説明を受けたとしつつも、Kies側に配慮した対応に不備があったことを反省していると松井さんは述べています。

 今後は弁護士と相談しながら和解に向けて対応するとのこと。なお、第三者が取引先にクレームを入れる営業妨害行為が発生しているとして、弁護士とともに対応する意向も示しています。

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