母野良猫が庭に放置した子猫を保護して4年……　誕生日にみせた家猫満喫の表情に「幸せになって良かったね」と祝福の声

こんなに表情が変わるんですね。

　かつて母猫に育児放棄された子猫。今年で4歳の誕生日を迎えた報告ツイートがX（Twitter）に投稿され、「お誕生日おめでとう」「これからも、元気に楽しく過ごしてね」と祝福の声が届いています。投稿は、記事執筆時点で35万6000回以上の表示数を突破、7400件以上の“いいね”を獲得しています。

　話題になっているのは、元野良猫の「ちゃちゃお」くん。4年前、投稿者であるおすよ（@osuyolupin3）さん宅の庭に母猫とやってきた猫ちゃんです。最初は身を寄せ合っていた母猫とちゃちゃおくんでしたが、母猫は突然、ちゃちゃおくんを育児放棄しておいて行ってしまいました。当時、まだ子猫だったちゃちゃおくんは、母猫を探すようにかなしい声で鳴いていたといいます。

庭にいた当時、どこか恨めし気なちゃちゃおくん

　そんなちゃちゃおくんに、おすよさんは心が痛みましたが、家には先住猫の「おいち」ちゃんがいたこともあり、ちゃちゃおくんを迎える決断を迷っていました。取りあえず寝床をつくってあげましたが、ちゃちゃおくんはどこか恨めしい目つきで……。

　その後、ちゃちゃおくんを保護する決意をしたおすよさん。保護前は「シャアー！」と鳴いて警戒していたちゃちゃおくんでしたが、お家の中に入ると、おすよさんのそばに座って威嚇をしなかったのだとか。さらに、おすよさんが指先をちゃちゃおくんの鼻に持っていきあいさつをすると、スリスリしてくれたのです。それからは、毎日安全にごはんを食べ、あたたかい場所で眠れるようになったちゃちゃおくん。なでてもらうのが大好きなようで、ワンコのように走り寄ってくるようになりました。

現在、おだやかな表情に！

　そして、無事に家族として迎えられてから推定4歳の誕生日を迎えたちゃちゃおくん。今では、「ぼくはこのお家の子だよ」とばかりに堂々とした表情を浮かべ、かわいがられるのが当たり前の立派な家猫さんになりました。おすよさんは「今思えば、家に入れなかったときの恨めしい眼は『ボクはこの家に住むことになってるのに』という事だったのかもしれない」と感じるそうです。

お誕生日おめでとう！

　ちゃちゃおくんを迎える前と、4歳になった現在の表情を写した写真には、「目がキラキラして幸せそう」「穏やかな表情されてますね」「ずっとの家族に出会えて幸せな4年間だったのが分かります」「母さん猫はきっと苦肉の策だったんだろうね君を生かすための」「たくさん愛されて幸せにゃんこになったのですね」「いまや堂々とおウチっ子のお顔ですね　とってもイケニャンです！」といった、あたたかい声がたくさん寄せられています。

なでられるのが大好き

　おすよさんは、お誕生日の投稿へのたくさんのお祝いのリプライに「ちゃちゃおの推測の誕生日をこんなにも大勢の方にお祝いしてもらえたことに何より驚き、うれしく思いました。なかには野良母猫に言及してくださる方もいて、“うちを選んで行ったんだ”とか、そんな見方もあるのか、と考えさせられるものもありました。いずれにしても偶然わが家に来たのではない運命と生命の重さを再確認させてもらった感じです。現にちゃちゃおは優しくて甘々で、毎日がわが家に来てくれた喜びにあふれています」と心境を語ってくれました。