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「フレンズ」共演者からマシュー・ペリーへ最後の言葉「私たちはいつも6人だった」 モニカ役コートニーは“衝撃シーン”裏エピソード明かす(1/2 ページ)

寂しさが伝わってくるよう。

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 10月28日に54歳で亡くなった、90年代の人気ドラマ「フレンズ」チャンドラー役で知られるマシュー・ペリー。世間がその胸中を察してきた同シリーズの共演者5人が、11月14日から15日にかけてSNSへマシューへの思いを投稿し、追悼しています。

公私にわたって仲の良かった6人

コートニー・コックスが「フレンズ」共演者マシュー・ペリーを追悼
コートニーはチャンドラーとモニカの恋のはじまりを語る(画像はコートニー・コックスのInstagramから)

 モニカ役のコートニー・コックスは、チャンドラーとモニカが初めて関係を持ち観客をわかせた象徴的なシーンの動画を投稿。作中でずっと友人関係を続けてきたチャンドラーとモニカは、傷ついた心を慰め合ったことがきっかけで男女の仲となり、のちに結婚に至ります。

 この動画へ「マティと過ごした全ての瞬間に感謝してる。毎日恋しい」とコメントを添えたコートニーは、「マシューと私がそうだったように、誰かととても親しく仕事をすると、共有したい瞬間が何千とあるんだ。今日は私のお気に入りをひとつ」とこの視聴者を大いにわかせたこの象徴的なシーンに言及。

 「裏話なんだけど、チャンドラーとモニカはロンドンで一夜限りの恋をするはずだった。でも観客の反応がすごくて、これが2人のラブストーリーの始まりとなったの」と当初は2人が結婚する予定ではなかったと明かします。「このシーンでは、演技が始まる前に彼が私に面白いことをささやいてくれたんだ。彼は、よくそういうことをしてくれた。面白くて、優しかった」と撮影現場で見せていたマシューの人柄を明かしました。

 同シリーズシーズン5にゲスト出演していたリサ・キャッシュはマシューの死後、当初チャンドラーがモニカを裏切り浮気をするという筋書きであったものの、マシューの反対により変更になったというエピソードを明かしています。マシューが「視聴者はモニカを裏切ったチャンドラーを決して許さない」と脚本家に告げたことで、2人は視聴者から末永く愛されるカップルとなりました。

ジェニファー・アニストンが「フレンズ」共演者マシュー・ペリーを追悼
いつも撮影現場でジェニファーを笑わせていたというマシュー(画像はジェニファー・アニストンのInstagramから)

 さらにレイチェル役のジェニファー・アニストンは、撮影現場で2人が笑い合っている写真を投稿。マシューに別れを告げることはこれまで経験したことないような激しい感情を呼び起こすと前置き、「この悲しみの中に身を置くことで、誰かを深く愛した喜びと感謝を感じられるんだ。私たちは彼を深く愛していた。彼は私たちのDNAの一部だった。私たちはいつも6人だった」と“フレンズ”6人の関係をつづります。

 そしてマシューは人を笑わせることが大好きだったと語り、亡くなってからの数週間はお互いに送りあっていたテキストメッセージを読み返していたとジェニファー。「笑って泣いて、また笑う。私はこれを永遠に取っておくだろうな」とし、ある日マシューから受け取ったというテキストメッセージのスクリーンショット画像もシェア。そこには、今回ジェニファーが投稿した写真とともに「君を笑わせると楽しい。今日は楽しかった」とメッセージを送るマシューと、「わあ、何千回目めのうちの1回目だよね」と返すジェニファーのやりとりが写っていました。

 「マティ、あなたをとても愛してる。今は安らかで、苦しみから解き放たれてるでしょう。毎日あなたに話し掛けている。時々、『これ以上クレイジーになれるか?』とあなたの声が聞こえてきそう」と長いメッセージを結んだジェニファー。作中でのチャンドラーの口癖を織り交ぜ、「弟よ、安らかに。あなたはいつも、私を楽しくしてくれたね」と追悼しました。

マット・ルブランクが「フレンズ」共演者マシュー・ペリーを追悼
兄弟のように仲の良いジョーイとチャンドラーには名シーンがたくさん(画像はマット・ルブランクのInstagramから)

 さらに、作中チャンドラーのルームメートで兄弟のように仲が良いジョーイを演じたマット・ルブランクは、2人の印象的なシーンや、6人が円陣を組む姿などを数枚投稿。「マシュー。重い気持ちでさよならを言うよ。ともに過ごした時間は、正直言って人生で最も好きな時間のひとつだった。君とステージを分かち合え、友達と呼べたことはとても光栄だった。君のことを思うといつもにっこりしてしまう。決して忘れないよ。決して。翼を広げて飛んでくれ、兄弟。やっと自由になれたんだ。愛をこめて」と深い愛と悲しみが伝わるコメントを添えました。そして文末には「君に貸してる20ドルは取っておいてくれ」とチャンドラーの親友らしい追記も添えています。

 ロス役のデヴィッド・シュワイマーは、「君とのお気に入りの瞬間」だという、作中、過去を回想するシーンで着用したブルーと白のスーツに身を包む2人の写真を投稿。「笑いと創造性に満ちたすばらしい10年をありがとう」とつづり、マシューのコメディーにおける間の取り方や語り口について述べ、その結果「独創的な思いがけない笑い」が生まれたと振り返ります。「そして君にはハートがあった。寛大な君は僕たちと分かち合ってくれて、僕たちは見知らぬ6人から家族になった」と仕事とプライベート両方のマシューについて語り、彼の死によって抱えている喪失感を想像させました。

 フィービー役のリサ・クドローは「フレンズ」パイロット版の撮影が決まったあとのエピソードに言及し、そのころ撮影されたと思われる懐かしい2ショット写真を投稿しました。「あなたはポーカーをすることを提案して、私たちが最初の絆を深めるときを楽しいものにしてくれた。ありがとう」とリサ。

 さらにリサは「毎日あなたの言葉に大笑いして筋肉痛になって涙も流させてくれてありがとう。妥協を要する6人の関係の中で、心を開いてくれてありがとう」とマシューとの瞬間にたくさんの“ありがとう”を送ります。そして「最高の10年をありがとう。私を信頼してくれてありがとう。あなたを知り気品と愛を知ることができたんだよ、ありがとう。マシュー、あなたとの時間をありがとう」と胸に迫るような文章で締めくくり、マシューへの追悼としました。

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