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昔の日本では、「奇数=縁起がいい」と捉えられていた
日本では昔から奇数を縁起がよいものとして捉えられていたことも、お祝いの年齢が「七」「五」「三」という3つの奇数年に集約されていった理由の1つでしょう。ちなみに、奇数を縁起がよいとするのは、陰陽道で「陰」を表すのが偶数、「陽」をつかさどるのが奇数と考えられたためです。
このように、七五三には、現代と変わらない子どもを思う保護者の気持ちがこめられているのでした。
参考文献
小学館『日本国語大辞典 第二版』より「髪置」「袴着」「帯解」※いずれもネットアドバンス「ジャパンナレッジ」によるオンライン版
早稲田神社「なぜ、七五三は3歳と5歳と7歳なのか? その由来をご紹介!」
文:近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。日本テレビ系「高校生クイズ」「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」など、各種媒体に問題を提供する。クイズの世界大会「World Quizzing Championships」では、日本人初・唯一の問題作成者を務める。
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