競走馬を育てる牧場にアライグマが侵入し、役場や農家からのアドバイスをもとにキャラメルコーンを設置したワナを仕掛けてみた結果が投稿されました。一連の投稿は記事執筆時点で総表示数1000万件を超えるなど話題になっています。
競走馬を育てる牧場にアライグマが侵入
北海道で競走馬の育成や調教を行っている投稿主さんはある日、X(Twitter/@yamaguchistable)に1枚の写真を投稿しました。「猫じゃないな?」という一言とともに投稿された写真を見てみると、そこには蛍光灯の近くで丸くなり、身を潜めている動物の姿が映っています。
日頃意識する機会は多くありませんが、日本には在来種のタヌキやアナグマをはじめ、外来種のハクビシンやアライグマといった中型犬くらいの大きさの野生動物が複数生息しています。
どの動物も同じような大きさと体形ですが、“しっぽがしま模様”という特徴から、今回発見された動物はアライグマであると見て間違いなさそうです。
アライグマは見た目こそ愛らしいものの在来の動物や農作物を食べてしまったり、病気を媒介したりすることから、外来種の中でも特に扱いに注意を要する「特定外来生物」に指定されています。
アライグマ捕獲を決行、有効なワナを周りに聞いたら……
投稿主さんはアライグマ捕獲にあたり、ワナに仕掛けるエサを何にすればいいのか分からなかったとのこと。そこで有識者である役場や農家、猟師、装蹄師の人々に尋ねてみたところ、全員が口をそろえて「キャラメルコーンがいい」とすすめてきたのだそうです。
キャラメルコーンを設置してみると……
みんながそう言うのであれば、キャラメルコーンがいいのだろうと判断した投稿主さん。早速キャラメルコーンをエサにワナを仕掛けたところ……なんということでしょう、仕掛けた翌日にはアライグマがワナにかかっていたのでした。
どうやらアライグマには、とうもろこしや油分の多い食べ物を好む傾向があるようです。そのためとうもろこしが原料かつ、脂質を多く含むキャラメルコーンはワナに仕掛けるエサにぴったりなのだとか。知らなかった……!!
数日後にはアライグマではなくタヌキがワナにかかってしまうというアクシデントがあったものの、アライグマを捕獲する際にはキャラメルコーンが非常に有用であることが分かる結果となったのでした。
「知らなかった」反響続々
この一連の投稿と結末に、「すごいなキャラメルコーン」「俺も捕まる自信あるわ」といった驚きの声や、「ウチの地域ではチキンラーメンがコスパ最強らしい」「メロンパンって話も聞く」「とんがりコーンもいいらしい」といった声も寄せられています。
投稿主さんはX(@yamaguchistable)に、競走馬を調教する様子や馬たちの写真などを投稿しています。
画像提供:山口ステーブル(@yamaguchistable)さん
(三日月 影狼)
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