タレントで千葉県八街市の市議会議員でもある後藤祐樹さんが1月4日にX(Twitter)を更新。令和6年能登半島地震の被災地へ企業と協力して自ら救援物資を届けに行った件について、現地に住む一部ユーザーから寄せられた指摘に反応しました。
石川県目指してトラックを走らせた後藤さん
石川県能登半島を中心に最大震度7の地震が1日に発生。後藤さんはこれまでも震災や台風の被災地に救援物資を届けたり義援金を送ったりするなどの救援活動を続けており、震災直後から反応していました。
2日には全国のボランティア活動団体に連絡して現地入りするため、タイミングを見計らっているとコメント。3日には集めた支援物資をトラックに乗せ、石川県七尾市に向かったと報告していました。
後藤さんは、同日の昼過ぎに現地へ到着。一般道は通行止めになっている場所が多く、七尾市から30キロほど北上すると携帯電話が圏外になっていることや、ガソリンスタンドに並ぶ列が渋滞していること、給油制限がかかっていることなど現地の状況を報告しています。
また、救援物資として食料や生活必需品の他、ドッグフードやキャットフード、ペットシーツなども届けたと伝え、ペットについてはレスキュー団体や預かってくれる団体とつなげることができるため、自身に直接DMを送ってほしいと呼びかけていました。
呼びかけに批判の声も
この間、現地を中心に活動しているサービス関連のX(Twitter)アカウントが「押し寄せる一般車が緊急車両の移動に多大な支障をきたしています。一人でも多くの生命が助かるか否かの瀬戸際の際が今。石川に来ていただくのはもう少し後からでお願いします」と後藤さんにリプライ。
また、同アカウントは「災害直後に一般車両が現地に乗り入れることは『本来助かるはずだった方の生命をみすみす失わせる行為』です。渋滞がなければ緊急車両はもっと早く現場に到着できていた。助かった命もあった」「渋滞の原因は救援物資を乗せ各方面から押し寄せる一般車です」とボランティアに訪れた一般車両が渋滞を引き起こしていると伝え、9.9万の「いいね」を集めることとなりました。
石川県知事「企業・団体からの“まとまった規模のもの”のみを受け付ける」
この投稿を受け、後藤さんは事前に支援物資を募集していた施設に今回届けたことや、迷惑にならないよう警察や役所にあらかじめ連絡してから現地を訪れたことなどを説明。
現地で渋滞の原因となっているのはガソリンスタンドでの給油待ちの車両が多数で、自身のトラックは石川県に入る前に満タンにしていたといい、「妨げにならないように慎重に活動している者もいます」とも。
また、今後現地でボランティア活動をしたいと考えている人に向けては「現地の物資がどれほど足りているのかをしっかりお調べいただきたいです」とし、「現場の現状やお声を確かめることは100%できていないと考えてます。その上でしっかりとした早期調査が必要だと思います」と自らの考えを主張していました。
なお、石川県の馳浩知事は同日、災害義援物資について方針をコメント。企業・団体からの“まとまった規模のもの”のみを受け付けるとし、個人からの提供については「仕分け等の手間」を考慮し、「義援金等についてご検討いただければ幸いです」と代替の支援方法を提示しています。
また、企業・団体に向けても交通渋滞などによる救命活動などの妨げになるとして、現地への直接搬入は行わないよう通告しています(関連記事)。
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