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宝塚、亡くなった宙組劇団員へのパワハラあったと認める 遺族と合意書を締結(1/3 ページ)

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 宝塚歌劇団は3月28日、2023年9月に亡くなった宙組劇団員の遺族と合意書を締結したと明らかにしました。以前の発表から一転して、パワハラがあったことを認めています。

 阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄、劇団は合意書の中で、死亡した劇団員に長時間の活動を余儀なくさせ過重な負担を生じさせたことや、パワハラにより多大な心理的負荷を与えたことを認めています。

 パワハラについては、「当該劇団員が自分でやることを望んでいたにもかかわらず、上級生がヘアアイロンで髪を巻こうとしてやけどを負わせた」「上級生が新人公演のダメ出しで人格否定のような言葉を浴びせた」「幹部が深夜帯に指導・叱責」などの行為があったと挙げられています。

 劇団側は2023年11月の時点では、過重労働については認めたものの、パワハラについては「いじめていたとは認定できない」としていました。

 また劇団は、「宝塚GRAPH」2023年11月号(2023年10月19日付発刊)の宙組劇団員インタビュー記事について、遺族の心情を傷つけるとして謝罪したと明らかにしました。当該の記事は「ヘアアイロンを持って行こうかな」「絆創膏など、欲しくなるかもしれないものがたくさん入っています(笑)」との記載があり、故人がヘアアイロンでやけどを負った件を想起させ、かかる事実を茶化していると捉えられるものだったとしています。

「宝塚GRAPH」2023年11月号(出典:Amazon.co.jp

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