ダイドー「ベビー用紙おむつ自販機」が500台突破 想定より速いペースの展開、「社会的ニーズの高まりを感じた」(1/3 ページ)
設置場所は道の駅に留まらず、大型商業施設や複合施設にも。
ダイドードリンコが、飲料とともにベビー用紙おむつを販売する自動販売機(以下、おむつ自販機)の設置が500台を突破したと発表しました(関連記事)。
ダイドードリンコは自販機を活用した社会貢献の一環として、おむつ自販機を進めてきました。2018年に国土交通省が発表した「高速道路のサービスエリアや『道の駅』における子育て応援の今後の取組方針」を受け、取引があったセコム医療システム、大王製紙とで自販機でのおむつ販売を検討。
3社の強みを生かして作り上げた自販機では、ダイドードリンコのお茶・紅茶飲料、水、スポーツドリンク類、果実野菜飲料などに加え、「グーンプラス 肌快適設計 パンツ2枚入り」(パンツタイプMサイズ、Lサイズ 各300円)「グーン 肌にやさしいおしりふき 70枚入り」(240円)の大王製紙の2種の紙おむつを販売しています(セコム医療システムはおむつの包装を担当)。
2019年10月11日の「道の駅いたこ」(茨城県潮来市)を皮切りに、ダイドードリンコは全国におむつ自販機の設置をスタート。当初の設置場所は道の駅でしたが、設置を進める中で大型商業施設や複合施設にも展開し、2024年1月19日には「子ども未来プラザ東四つ木」(東京都葛飾区)で500台目に到達しました。2月1日時点で展開エリアは43都府県となっています。
コロナ禍でも進む設置。売れ行き好調なのは大型商業施設
2020年に「全国におよそ200台を展開する予定」と発表していたダイドードリンコ。予想を超える設置数についてどう受け止めるのか。おむつの売れ行きが良かったのは、どんな場所に設置された自販機なのかなどについて聞いてみました。
――500台達成のペースは、設置を開始した当初の予想と比較していかがですか
ダイドードリンコ コロナ禍以前の展開開始であったものの、想定より速いペースで展開が進んだのかなと考えております。当社としても社会的ニーズの高まりを感じており、引き続き子育て世代が安心して外出できる環境づくりに努めていきたいと考えております。
――設置場所を道の駅から大型商業施設や複合施設へと展開した理由は
ダイドードリンコ 大型商業施設は、多くの子育て世代が集まる場所であり、オムツなどいざというときのニーズが高まってきたためと考えております。
――おむつの売れ行きがよい設置場所は?
ダイドードリンコ 大型商業施設など、子育てされている方々が多く集まる場所においては好調です。
――今後、設置台数を増やしたり、地域を広げたりなどの計画は?
ダイドードリンコ 人流の戻りにより、より一層ニーズは高まってきていると実感しておりますので、そうしたニーズに応じて展開させていただければと考えております。
小さな子どもがいる家庭にとって、おむつ自販機の設置がさらに広がることは外出しやすさにもつながるはず。ダイドードリンコは読者に向けて、「行楽シーズンを迎えます。当社では子育て世代の方々が少しでも安心して外出ができるよう道の駅や商業施設などにおいてオムツ自販機を設置しておりますので、どうぞご活用ください」と力強いメッセージを寄せていました。
また、設置を検討する施設の運営者には、同社Webサイトの「自販機設置コンサルタント」ページを案内しています。
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