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55年の歴史に幕 黒部の遊覧船が11月に営業を終了、惜しむ声(1/3 ページ)

エメラルドグリーンの湖面に浮かぶ遊覧船は今年が最後。

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 黒部ダムの建設で誕生した「黒部湖」(富山県)を巡る遊覧船が、今年度で営業をもって終了し、55年の歴史に幕を閉じることが分かった。

 関西電力グループの関電アメニックスによると、近年の観光ニーズの多様化や団体旅行の減少等により、乗船客数は2000年代初頭のピーク時の半分以下に止まっており、船体の老朽化も進んでいることからその対応が必要となるなど、事業を取り巻く環境が非常に厳しいものとなっており、事業の継続が困難と判断した。すでに事業廃止の届け出をしているという。

 終了の知らせに利用者からは「黒部湖の遊覧船もおわるんか」「淋しいですね」「二度と見れない景色」と惜しむ声が寄せられている。また、「乗りに行かないとな」「いつかは乗りたいと思って幾星霜……ラストチャンスか」と終了までに訪れたいとの声も。

 遊覧船は1969年に始まり、初代の「黒部丸」は1999年まで運行、2000年からは現在の2代目となる「ガルベ」が毎年6月〜11月に運行していた。2024年は6月1日から11月10日まで営業する。なお、「ガルベラストイヤーキャンペーン」として「メモリアル商品」や「乗船記念缶バッジ付き乗船券(期間限定)」「コラボメニュー」などの販売を予定している。

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