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小田急百貨店新宿店本館の解体が進み、東京・新宿駅西口付近の空が広くなっていると話題になっています。およそ半世紀ぶりの空だー!
再開発で風景が一変
話題となったのは東京の再開発情報を中心に発信しているtokyo_passageさん(@tokyo_passage)の投稿です。写真を見ると解体作業はかなり進んでいるようで、線路の反対側にあるルミネエスト新宿や、タカシマヤタイムズスクエアまで見えています。
小田急百貨店新宿店本館の全面開業は1967年。地上14階、地下2階の商業建物で、50年以上にわたり新宿西口を象徴する存在として親しまれてきました。新宿駅西口再開発工事に伴い、同施設は2022年9月末を持って営業終了。翌10月から解体工事が始まっていました。
小田急百貨店新宿店本館は「新宿地下鉄ビルデイング」と「新宿駅西口本屋ビル」で構成され、新宿地下鉄ビルデイングは1月に1階まで解体されています(参考リンク:東京メトロ「新宿駅西口地区開発計画に伴う解体工事の進捗状況」)。新宿駅西口本屋ビルの解体進捗状況について、再開発に携わる東京メトロに問い合わせたところ、2024年3月7日時点で一部範囲を残し地上躯体の解体はおおむね完了しており、今後は新築工事着手に合わせ、順次、地下躯体の解体工事が進められる計画とのことです。
なお跡地には地上48階、高さ約260メートルの超高層ビルが建設されます。高層部にはオフィス機能、中低層部には商業機能が入ります。2029年度の竣工を予定しています。
(高橋ホイコ)
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