最も私たちに身近な星と言えば、地球と同じ太陽系に属する惑星と、恒星の太陽ではないでしょうか。古くは占いや神話とも深く関係し、今でも小説やアニメ、漫画などのキャラクターのイメージにも影響しているこれらの星々。SF作品でもおなじみです。ねとらぼ調査隊では2020年12月25日から2021年1月24日までの期間「あなたの好きな太陽系の惑星・恒星は？」というアンケートを実施しました。トップの座に、まさに「輝いた」のはどの星だったのでしょうか？

　総投票数は460票でした、ありがとうございます！　では、ランキングを見ていきましょう。

第9位：水星

　9位は水星、11票でした。

　 水星は太陽系惑星の中では一番小さく、もっとも内側を回っている惑星です。西欧の神話では、マーキュリーなどの神が当てられている星ですね。移住先などで挙げられる火星、SF作品で人気の木星などと比べ、水星はちょっと影が薄かったかもしれません。

第8位：天王星

　8位は天王星、23票でした。

　1781年にウィリアム・ハーシェルによってに発見された太陽系の第7惑星です。西欧の神話ではウラノス神などが当てられています。主にガスと多様な氷によって成り立っているのが特徴です。

第7位：金星

　7位は金星、24票でした。

　大きさや密度、構造が地球に近く、昔から「地球の双子星」とも言われてきました。西欧の神話ではビーナス神などが当てられており、何かと女神と縁のある惑星と言えるでしょう。他にも「明けの明星」とも言われ、こちらは悪魔（堕天使）ルシファーを指したりもします。

第5位（同率）：太陽

　5位（同率）だったのは太陽、36票でした。

　私たちを日々照らしている、地球から最も近い恒星です。太陽からの熱やエネルギーがあってこそ、地球で生命が存在し続けられると言えるでしょう。「太陽神」としても、多くの地域であがめられてきました。西欧であればアポロン、日本でもアマテラスがおなじみですね。

第5位（同率）：火星

　5位で太陽と同率だったのが火星です。

　酸化鉄を大量に含む岩石で覆われている惑星です。神話ではマーズ神などが当てられています。SF作品では宇宙人などのネタで使われ、かなり常連の星と言えるでしょう。人類が火星に移住できる日は、果たして訪れるのでしょうか……？

第4位：海王星

　4位は海王星、43票でした。

　太陽系の一番外側にある惑星で、肉眼では確認することができません。西欧の神話では海神ネプチューンなどが当てられています。かつては最も遠い太陽系の惑星は冥王星でしたが外され、今では海王星が最も外側の惑星になっています。

第3位：木星

　3位は木星、76票でした。

　太陽系の中で最も大きな惑星です。そのわりには軽く、体積は地球の約1300倍と巨大なものの質量は約318倍に留まります。SFファンにはちょっと特別な意味合いを持つ星かもしれません。例えば『機動戦士ガンダム』シリーズでは、「木星帰り」という一種の概念がありました。

第2位：地球

　2位は地球、97票でした。

　言うまでもない私たちの住む星です。最も人類にとって親しみ深い惑星と言えますが、意外と首位にはなりませんでした。現在知られている中で唯一、生命が確認されている星ですね。果たして「宇宙人」と遭遇する日は来るのでしょうか……？

第1位：土星

　1位に輝いた星は土星、114でした。

　何と言っても巨大なリングが特徴の惑星です。これはたくさんの氷でできた粒子で構成された、複数の細かなリングによって作られています。英語名はサターン、ローマ神話のサトゥルヌス神に由来しているとされています。

コメント欄で多かったのは……

　コメント欄でかなり話題に上っていたのは、実はこのランキングには無い「冥王星」でした。

　もともと長きにわたり「太陽系の第9惑星」として知られ、学校で習った人も多いのではないでしょうか。しかし近年、準惑星に「格下げ」になってしまったちょっと不遇な星です。コメント欄でも「本当は冥王星が好きなんです」などと惜しむ声が上がりました。冥界の神（プルート）の名を冠するミステリアスな存在に今も惹かれる人は多いようです。