家族を守る! アース線を付けるべき理由と、アース端子がない・長さが足りない場合の対処法
洗濯機や冷蔵庫など家電製品を購入した際に、プラグとは別に緑色の線や銅線がついているのを見たことはないでしょうか。
この線のことを「アース線」といい、 家電製品に潜む思わぬリスクを防いでくれる重要なものなのです。
ハウスクリーニングやエアコンクリーニング、家事代行、不用品回収まで、暮らしにまつわる様々な「こまった」をくらしのマーケットマガジンがひとつひとつ丁寧に解決します。
あまり知られていないが命に関わりかねない? アース線について
洗濯機や冷蔵庫などは、経年劣化はもちろんのこと、水漏れなどが生じる事によって電流が外部に漏れてしまうことがあります。こういった状態の家電製品に安易に触れてしまうと、感電してしまうリスクがあるので注意しなければいけません。
ここで役に立つのがアース線です。
アース線は、 コンセント側に設置されているアース端子に差し込むことによって、万が一に漏れてしまった電気を地面などの外部へ逃がしてくれるもので、感電するリスクを極めて低く抑えることができるんです。
自分だけでなく、小さいお子さんやペットが濡れた手で、不意に触ってしまうことで起こる事故もあります。万が一のために、日常的に使う家電製品は、アース線を利用することをおすすめします。
まだまだあるアース線の知られざる活躍
アース線は、電気を地面に流すだけではなく、以下のような役割も担ってくれます。
- 静電気防止
- 落雷などの天候による家電製品への被害防止
- 電磁波の抑制
アース線端子を差し込んでいれば、自分や家族がコンセントをいじった時のリスクを減らせるだけでなく、見えない電磁波や落雷などによるリスクも減らせると言われているので、アース線は利用した方が良いですね。
アース線がない・届かない・足りない時の対処法
コンセントにアース線を差し込むためのアース端子がない・アース線が短くて届かないといった理由で、アース線を差し込むことができないケースもあります。こういった場合の対処法について、詳しく解説していきます。
■アース線がない場合は電気工事店などの事業者に依頼する
アース線を差し込むアース端子を含んだコンセントへの交換は、後から簡単に行うことができます。
ただし、この工事は自分でDIYすることはできません。理由は、アース線に関するコンセント周りの工事は、資格がある人でなければできないと法律で決まっているからです。
- 持ち家…電気工事店や家電量販店などに相談
- 賃貸物件…物件の管理会社やオーナー、家主などに相談
持ち家の方は、くらしのマーケットのようなプロの電気関連事業者を検索できるサイト、地元の電気屋さん、家電を購入した家電量販店などに相談しましょう。
一方で賃貸物件の方は、勝手な増設工事はNG。電気配線や図面が必要になるケースもあるため、まずは物件の管理会社やオーナーなどに相談しましょう。
■アース線が短くて届かないときの対処法
家電についているアース線が短すぎて届かない場合は、アース線自体を長いものに交換することができます。この作業は、単にアース線を交換するだけで、電気工事そのものではないので、資格は不要。DIYできる作業です。
長いアース線を選ぶ際は、事前に「端子(家電に接続する際の先端部分)」がついている物を選ぶのがコツですよ。
■長いアース線への交換の仕方
1) 家電の電源プラグを外したら、家電についているアース線を外す
通常は、プラスネジでとめてあるだけなので、ネジを緩めれば簡単に外すことができる。
2) 新しいアース線を家電にとめる
3)コンセントに差し込む側(家電に差し込む端子とは反対側の先端)の導線をだす
コンセントに差し込む側、アース線の先端部分の(ビニール)カバーだけ2〜3cm切り取り、中の導線が見えるようにする。
4) 導線をコンセント側のアース端子部分に差し込む
中の導線がバラバラにならないように注意しながら、コンセントのアース端子の差込口に差す。
■アース端子が足りない時の対処法
差し込みたいアース線が複数あるのに、コンセント側のアース端子の差込口が足りないという時は、実は1つの差込口に複数のアース端子を差し込んでも大丈夫なんです!
理由は、アース線自体に電気が通っているわけではなく、漏電などによる電気の逃げ道であるためです。
また最近は、アース線ではなく、プラグ自体にアース極がついた3つピンタイプのプラグがありますが、この場合は、普通の2つ穴のコンセント(アース端子つきに限る)へ変換できるコンセントが市販されているので、利用を検討しましょう。
アース線を正しく活用しよう!
私たちの命や怪我などから守ってくれるアース線は、コンセントに差し込むだけで簡単に取り付けることができます。
ただし、コンセントに端子がない時や、 どのように差し込めばいいのか分からない時は、無理に設置しようとすると思わぬ危険を生む可能性もあるので、プロの事業者などに相談することをおすすめします。
何気ないアース線ですが、しっかり設置して、家族の安全を守りましょう。
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