「吉田玲子」脚本の劇場アニメで一番好きな作品はどれ?【2022年版・人気投票実施中】
脚本家である吉田玲子さんは、1994年にテレビアニメ「ドラゴンボールZ」でデビュー以来、数々の名作アニメの脚本を手がけてきました。原作のある作品では、もとの作品の意図を汲みながらキャラやエピソードを磨き上げ、オリジナル作品でも優れた構成力と安定感を持ってストーリーを紡ぎ出すのが特徴。そんな吉田さんは、多くのアニメ監督からの信頼も厚いといわれています。
そこで今回は、吉田玲子さんが脚本を手がけた「劇場アニメ(映画作品)」についてアンケートを実施します。あなたが一番好きな作品にご投票ください! それではまず、吉田さんが脚本を担当した劇場アニメから3作品を紹介します。
猫の恩返し
2002年に公開されたスタジオジブリの劇場アニメ。漫画家・柊あおいさんが宮崎駿監督のリクエストを受けて描きおろした漫画『バロン 猫の男爵』を原作としており、同じく柊さんの原作をもとにしたジブリ作品「耳をすませば」のスピンオフとして制作されました。
物語は「耳をすませば」の主人公・月島雫が書いた小説という設定。女子高生のハルと猫の国の王子・ルーンが出会い、猫の国の男爵・バロンとともにハルが冒険に足を踏み出します。さまざまなキャラクターがテンポよく物語を紡いでいく構成は、吉田さんならではですね。
映画 聲の形
漫画家・大今良時さんの同名漫画を原作とし、京都アニメーションによる制作で2016年に公開された劇場アニメ。生まれつき耳が聞こえないヒロイン・硝子と、過去に硝子をいじめていた将也が再会したことで、2人と彼女たちを取り巻く人々との関係性が大きく動いていく物語。
彼らの微妙な心の変化や人の優しさを丁寧に描いています。そんな繊細な人間関係を優しく描いた本作は多くの人の心に響き、数々の映画賞におけるアニメーション部門を総なめにしました。
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
暁佳奈さんによる小説を原作とし、京都アニメーションの制作で2020年に公開された劇場アニメ。2018年に放送されたテレビアニメの完結編となる作品で、2019年公開の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」に続く劇場版第2弾です。
吉田さんはいずれの作品でも脚本もしくはシリーズ構成を手がけました。戦争に兵士として従軍し、感情を持たない戦闘マシーンのように戦っていた少女・ヴァイオレットが、戦後「自動手記人形」と呼ばれる郵便社の代筆業を行うことで、人の思いや愛に触れていくという物語。美しい映像とともに、人々の繊細な感情を見事に表現した話題作でした。
吉田玲子さん脚本の劇場アニメで一番好きなのは?
ここまで吉田玲子さんが脚本を手がけた劇場アニメ3作品を紹介しました。選択肢は26作品。いずれも吉田さんならではの、キャラクターの心の機微が繊細に描かれる名作ばかりです。なお、同じシリーズのアニメでも、それぞれ個別の劇場アニメ作品として扱っています。
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