高等教育の世界的評価機関であるクアクアレリ・シモンズ（QS）は、「QSアジア大学ランキング」の第15版を発表しました。学術関係者や雇用者からの評判や、研究力、リソース、および国際化に基づいて評価が行われた今年のアジアランキングには、過去最大規模の760大学が参加しています。

　日本を含め、アジア圏には多数の大学がありますが、その中でも評価が高かったのは、どの大学だったのでしょうか。早速ランキングを見ていきましょう。

（出典元：QC Quacquarelli Symonds「QSアジア大学ランキング2023発表」）

第2位：シンガポール国立大学（NUS）

　第2位はシンガポール国立大学（NUS）でした。シンガポール国立大学は、1905年に設立された総合大学で、昨年の同ランキングでは1位を獲得するなど、アジア圏でもトップクラスの名門校です。

　シンガポールは英語が公用語のひとつとして広く使われている多文化・多民族国家です。グローバル化を早くから推し進め、国を挙げて国際水準の教育に力を入れており、シンガポール国立大学はその象徴的な存在であるといえるでしょう。

第1位：北京大学

　第1位は北京大学でした。北京大学は、1898年に創立された中華人民共和国の国立大学で、昨年の同ランキングでも2位を獲得しています。

　「THE世界大学ランキング」などのランキングでも上位に選ばれる常連です。中国で実施されている全国統一大学入学試験「全国普通高等学校招生入学考試」の成績優秀者の多くが、進学先に北京大学を選ぶほどの名門校であり、数々の研究者や政治家などを輩出しています。

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