1980年代を代表するアイドル・松田聖子さん。1980年4月に「裸足の季節」でレコードデビューして以降、リリースした楽曲が次々と大ヒットを記録し、注目されてきました。歌手活動に留まらず、テレビドラマや映画、CM出演など幅広いジャンルで活躍しています。

　ねとらぼ調査隊では2022年11月11日から11月18日まで「『松田聖子』のオリジナルアルバムで一番好きな作品はなに？」というアンケートを実施していました。

　今回のアンケートでは総数515票が集まりました。ご投票ありがとうございました！　松田聖子さんのオリジナルアルバムで人気なのはどの作品なのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう。

第2位：風立ちぬ

　第2位は「Pineapple」と「風立ちぬ」の2作品で、得票数60票、得票率11.7%の同数という結果になりました。

　「風立ちぬ」は1981年10月にリリースされた4枚目のオリジナルアルバム。「白いパラソル」や「風立ちぬ」といったヒット曲を含む全10曲を収録した一枚です。

　A面の作曲・編曲を行ったのは大瀧詠一さんで、「いちご畑でつかまえて」など大瀧サウンドが全面に出た楽曲が人気です。またB面の全曲の作詞を担当したのは松本隆さんで、これをきっかけとして長期に渡り松田聖子さんの楽曲に作詞担当としてかかわるようになりました。

　アルバムの帯コピーは「こころの香り 聖子、いま19のメッセージ…」であり、10代の頃の松田聖子さんの魅力が味わえる珠玉の作品となっています。

第2位：Pineapple

　「風立ちぬ」と同じく第2位に選ばれたのが、「Pineapple」です。

　「Pineapple」は、1982年5月にリリースされた5枚目のオリジナルアルバムで、前作「風立ちぬ」の発売から約7カ月ぶりにリリースされた作品。制作には来生たかおさんや原田真二さんらが参加したほか、呉田軽穂さんによる楽曲も収録されています。「シュロの香り、南風 いま、ココナツ色の気分…聖子」という帯コピーも印象的です。

　初版は「LP・CT」で発売されましたが、その後1982年10月に大瀧詠一さんの「A LONG VACATION」などと一緒に「世界初のCD」として発売されたタイトルの一つとしても有名です。記録では、オリコンチャートの最高順位が1位を記録するなど、まさに1980年代を代表するアルバムの一つだと言えます。

第1位：ユートピア

　第1位は「ユートピア」で、得票数は109票、21.2%でした。1983年6月にリリースされた7枚目のオリジナルアルバムで、前作「Candy」の発売から、約7カ月ぶりにリリースされました。ヒットシングルである「秘密の花園」や「天国のキッス」を含んだ全10曲が収録されています。

　松田聖子さんのオリジナルアルバムにおいて、初めてデジタルレコーディングされた作品でもあります。甲斐祥弘さん（甲斐バンド）と上田知華さんが初めて楽曲提供したことでも話題となりました。

　オリコンチャートの最高順位では1位を獲得しているほか、同年に行われた「第25回日本レコード大賞」でベストアルバム賞を受賞するなど、絶大な人気を誇る作品だからこそ、アンケート結果でも堂々の1位になったと言えるのではないでしょうか。

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